業務日記 他人の仕事の価値を決めつけるような人間が、同じ経営者や商売人として存在することが悲しい 2018年7月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 すくなくとも、経営者である僕たちは、仕事に使命感を持たなければならないと思うのです。そして、お客さんのニーズに対しては、想像力を働かさなけれ …
情報 平成30年7月梅雨前線等による大雨による被害にあわれた方のために 2018年7月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 平成30年7月梅雨前線等による大雨による被害にあわれた方のために、Yahooが寄付(義援金)の窓口を立ち上げてくれています。 Yaho …
雑記 すすむ緑内障の症状 ~奇跡の絶景を目に焼き付けていきたい 2018年7月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 病院というところがどうしても苦手で、特に、眼医者さんで眼圧を測定するために行う、眼球に風をあてる検査では毎度気絶してしまいます。 だん …
業務日記 桂歌丸師匠が与えてくれた、商売人として生きる僕への好影響 2018年7月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 経営者として14年目のスタートを切りましたが、やっぱり自分は、経営者と言われるよりも「商売人」という響きのほうがしっくりくるのです。 …
業務日記 今、風を受け順風満帆、ここに迷うことなし ~やらなくちゃいけないこと、やりたいこと、やってあげたいこと、やらないで見守っていようと思うこと~ 2018年6月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2018年6月30日、自分が会社をやるようになって13回目の決算でした。ここからしばらくは決算書作りが忙しくなります。 いま、こうして …
業務日記 僕の最初で最後の恋 ~会社に、新しい仲間を迎えることになりました 2018年6月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 7月から、会社に、新しい仲間を迎えることになりました。 彼女は僕の最初で最後の恋という本を出版したばかりでもある絵本作家。「伝 …
雑記 お客様には専門用語を使わず、わかりやすい言葉で説明することを心掛けている僕のダンベル腐臭事件 2018年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ひとから言われて、どうやら自分は匂いに敏感であるのだと自覚するようになった。 誰かの匂いはまだ許せるのである。ところが、自分の臭いはど …
情報 ところで最近新幹線の良くないニュースが続くから、みんなに知っておいてほしい雑学を紹介するよ 2018年6月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新幹線内での殺傷事件や軌道内への立ち入り(自殺)など、良くないニュースが続いているのは鉄道ファンである自分にはとても悲しい。僕の半分は鉄分で …
雑記 Facebookの人間関係に疲れてきたら、この記事を読んでから皆の投稿とコメント欄を読んでみてほしい 2018年6月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Facebookには「いいねが欲しいの、ね、ちょうだいちょうだいチーム」と「お付き合いもありますから、いいね、しておきますねチーム」が存在す …
iPhone/モバイル/PC/NET FUJI WifiのSIMプランを契約するときは、解約時のためのケースを保管しておかなくてはならないので要注意! 2018年6月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 FUJIWifiというソフトバンク系のSIMサービスを利用しています。 いわゆる格安SIM系のサービスは、お昼や夕方に通信速度が遅くな …
雑記 保健所で殺処分される犬たちを助けてあげられなかった、僕の後悔と、僕のルーツと 2018年5月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もうすぐ子どもの日ですね。 20年前の5月に我が家の家族になり、20年後の今日、子供の日に、子供に戻ったような顔で、帰っていきました。 …
業務日記 「頑張る」には「日付」を添えて ~酒癖の悪い方のお仕事は、すべてお断りいたします~ 2018年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「頑張ります」という言葉が響かないのは、生きていく以上、誰だって頑張ることは当たり前だと思うからです。たとえば歯を磨くことを頑張るというでし …
iPhone/モバイル/PC/NET α7IIIやSEL24105Gが3万円以上安くなる! ソニーストアでお得に購入する方法! 2018年4月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ソニーのデジタル一眼カメラα7III が大人気です。今回はこちらのαIIIや、同じく大人気のSEL24105Gというズームレンズなどを安くお …
業務日記 3年やったら自信にしよう、5年やったら確信しよう。それで10年続いたら、言葉にしよう。 2018年2月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自分の型を持つということは大切です。 バッターボックスで、神経質に、何度も土を均して、ようやく、しっくりくる型を固められたような気がし …
業務日記 知識の臭いではなく、経験の香りをさせる人間でありたい ~転んだ場所にある泥は人生の栄養素 2018年2月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 経験は価値になります。 それは僕の持論。だから、知識の臭いをさせるのではなく、経験の香りをさせたいといつも考えています。「勉強会」や「 …
雑記 表現の世界に身を置いた人に会いにいくということ、会いたいと思うということ 2018年2月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 誰かに会うのにこんなにドキドキしたのはいつ以来でしょう。 twitterでのお付き合いが始まって、もう幾年にもなる素敵なカメラマンのお友だ …
雑記 日本現代詩歌文学館の2018年の常設展に展示していただけることになりました ~僕の使命と詩歌の世界と 2018年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 日本現代詩歌文学館の2018年の常設展「ゲームと詩歌」に川柳の作品を展示していただけることになりました。 できたーーー!送るー!文学館 …
雑記 ピアノとカメラと言葉と世界と ~知るとは、知らないことが増えていくということ 2018年2月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 色々な道具があって、その道具をどんな用途で使うかは人それぞれです。 たとえばピアノ。僕はピアノで何かの曲を演奏することよりも、ピアノで …
雑記 林檎の再生に未来を費やすよりも、木を植えなおそう ~サンクコストについて考える 2018年2月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 前回は仮想通貨のことについて書きました。 中央銀行の発行する仮想通貨が流通し始めると、いまの仮想通貨の価値はどうなるか予測してみた仮想 …
雑記 中央銀行の発行する仮想通貨が流通し始めると、いまの仮想通貨の価値はどうなるか予測してみた 2018年2月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 仮想通貨について聞かれることが増えてきましたので書きます。 仮想通貨の可能性と問題は色々ありますが、ブロックチェーンの技術的な特徴につ …
業務日記 商売に想像力を費やすということ ~ゴールはお客様が買う場面ではなく、買った後の余韻の場面に設定する 2018年2月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 経営者は良くも悪くも数字で判断されるものです。 ただ、その数字という結果に至るまでには、どれだけの「ありがとう」を集められるか …
業務日記 一流でありたいという意識が、誰かを蔑む価値観になってしまってはいけないということ 2018年2月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かつてホテルの従業員だったり、飛行機の客室乗務員だった方が「一流はこんな風な立ち振る舞いをする」という話を教えてくださることがあります。 …
業務日記 商売をする僕たちが「断捨離」という言葉を使ってしまうことのデメリット 2018年2月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 圧死するのなら、本の山に埋もれていくパターンを選びます(ほかにどんなパターンがあるのかは知りませんが)。 本棚のある景色がとても好きで …
情報 僕のルーツはASKAさん、僕のルーツのルーツは谷川俊太郎さん。東京で「谷川俊太郎展」が行われています。 2018年2月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 谷川俊太郎展が東京で行われています。 谷川俊太郎展|東京オペラシティアートギャラリー 「ほら」 「え、なに?」 「東京までの …
業務日記 work for future、2025年問題に備えていくということ、自分に投資するということ 2018年1月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年問題についてお話をさせていただく機会が増えてきました。 ある程度予測できている問題ではありますが、それに対して実効的な将来設 …
雑記 僕の司会業のモットーは「テキトー上等」「笑いこそがすべて」「任せたひとが責任をとってくれる」です 2018年1月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 3月の集まりで、また、司会をやらせていただくことになりました。 「あんな、感じでいいんですか?」 「あんな、感じでお願いします」 …
雑記 明石で暮らす子どもたちに地元の花火大会を見せてやりたい ~明石花火大会の再開を望む 2018年1月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 群衆事故で200名以上もの死傷者を出した明石の花火大会歩道橋事故。この事故は2001年の7月に発生しました。 今もなお、心身の傷、後遺 …
業務日記 「反省しています」「次からは気を付けます」という言葉を信用しない理由について 2018年1月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 誰かを傷付けてしまった、不愉快な思いをさせてしまった、ご迷惑をおかけしてしまった。 うちの会社は、ずっと、そんなことを繰り返し続けてい …
業務日記 たくさんの人に批判されている内容に耳を傾けず、たった一人の言葉を「腑に落ちた」と拠り所にして、現状から目を背けていくことについて 2018年1月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの人に批判されている内容に耳を傾けず、たった一人の言葉を「腑に落ちた」と拠り所にして、現状から目を背けていく。結果、自分にとって都合 …
業務日記 「儲かる」の「儲」という字の由来について 2018年1月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「儲かる」という字は「信+者」と書く。だから、自分を信じる者(信者)を増やすようにすれば儲かる、と説くセミナー講師がいますが、これは誤り。 「儲」という字は「人偏(にんげん) …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]廃屋の窓辺に鳴らぬオルゴール/川村やまと 2024年11月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 オルゴールを囲んだのは、愛だっただろうか団らんだっただろうか。もう、その温かい光景には及ばず、廃屋のオルゴールは窓の外を眺めて余生を過ごし …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]甘えてもいいかと聞けばいいと猫/吉田佐知 2024年11月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 動物たちはけっして言葉を話すわけではないけれど、その分、いつも温かな空気になって部屋をやわらかくしてくれる。 あさろうたをクッション …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]鉛筆を静かに研いでいる夜更け/倉本智子 2024年11月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方の静寂に、今ここは僕の世界だと思うことがある。走り出したくなる衝動が湧いて、朝は決意に満ちた時間だ。今日という日を描いていく強い覚悟 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]太陽と風に会いたい水中花/中村優実子 2024年11月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ああそうか、と思った。コップの中でひとを和ませる造花や鳥、魚などの玩具たちは、透き通る内側にいても、けっして太陽には触れず、風を聞かない場 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]アンテナを真っ直ぐ立てて生きている/倉本智子 2024年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 噂話だったり悪口だったり。負を帯びた話に目も耳も向ける必要はないのに、右へ左へ、僕のアンテナは無限に受信を続けようとする。澄んだ水を受けれ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]浪費している人生の砂時計/とがみかつすけ 2024年10月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たとえば18歳だったころを思い出してみる。部活動に勤しみ、受験勉強に苦しみ、恋を追いかけては切なさを知った青春時代。さて、では、はたして、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子 2024年9月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]燃える恋出来ぬ哀しき雪女/みぎわはな 2024年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情熱的な恋のできない雪女の悲哀を詠んだユニークな句。熱を帯びた感情を持ってしまえば、彼女の命は一瞬で潰えてしまう。つまり、冷凍庫のなかで愛 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]君だけのたったひとつになりにゆく/末盛ひかる 2024年7月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句の下五が「なりたくて」だと、ただの願望になってしまい、動かない位置から君に憧れているだけの様子を詠うものになってしまう。語尾を「なり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]そして子は飛び立つ母の滑走路/辰巳和子 2024年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんが歌う『生命』という曲の中に、「この子の人生を見届けられるなら最後まで見守ってあげたいと思うね」という一節がある。そう願うも、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]藤棚の下で待とうか待たそうか/新貝里々子 2024年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 妖艶にひとを魅了する蔓性の藤は、何かに絡んで成長をしていく。この句は、ひとは誰かにもたれて生きていく生き物であることへの暗喩なのかもしれな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]カラフルな爪で三つ指つかれても/三好春美 2024年6月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三つ指。 辞書には「親指、人差し指、中指の3本の指を床について、ていねいに礼をすること」と書いてある。家庭内の軽い挨拶の意味ではない …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]最後までひとり芝居を演じ切る/上田ひとみ 2024年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さな会社を経営して20年近くになる。会合やお付き合いの席で見せる顔は仮面のそれ。どんな脚本の中にいて、今、自分はどんなキャストを演じてい …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]星巡る楽観してもしなくても/赤井花城 2024年5月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 軽やかに生きている人たちは決断が早い。僕はそんな憧れたちの存在を、いつも足踏みしながら眺めている。夜は長く、やがて朝が来たら動かなければな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]不器用な口でもロマン持っている/石田酎 2024年5月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛を語らないからといって、愛を持たないわけでない。むしろ、秘めたる情熱ほど燃え上がりやすいような気もする。はて、ということは、饒舌にロマン …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]母はもう父と逢えたか 冬銀河/藤本健人 2024年5月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 澄んだ空気、長い夜。冬は宇宙までが近くなり、僕たちは逝ってしまった存在たちを浮かべては安らかな日々を祈る。拙作に『死んですぐ謝ることを決め …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]おみくじの吉は信用しない能登/藤原紘一 2024年5月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一年でいちばん「おめでとうございます」という挨拶が行き交う日に、能登半島で大地震が起こった。その土地に生きる人たちにとって、この日はこれか …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]友の背の丸さに無沙汰詫びている/倉本智子 2024年5月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大学時代はまだハンバーガーが100円くらいで買えた。5つを重ねてぎゅっと口に押し込む。僕らはそれを「ファイブバーガー」と呼んで笑い合った。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]消しゴムで消してしまえる程の過去/鈴木尚子 2024年5月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 過ぎてみれば人生のほとんどに、何をそれだけ沈み、憂うことがあったのだろうと思うことがある。「思い出」という言葉からは甘さと切なさが、「過去 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]捨てられぬ本と瞳があう夏の部屋/嶋村幸 2024年5月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 読書感想文という夏休みの宿題があったせいだろうか。記憶の中の本棚は、太陽と蝉と扇風機を連なって立ち上がってくる。いつか、いろいろなことが落 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ヒロインを気取りヒールを高くする/倉本智子 2024年5月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ジョギングに行く、信号で止まる、ストレッチをする。そのとき僕はイチロー選手になる。車を運転する、助手席からカメラを向けられている想像をする …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]生きている恐い世界の真ん中で/平松直樹 2024年5月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 通りを行く人たちに肩がぶつからないよう小さく歩いても、いま、ここは世界の真ん中なのだ。作者はそれを「恐い」と言った。なんという実感のこもっ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]八日目の蝉は命を懸けて鳴く/谷口修平 2024年5月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 出逢い、残すために鳴く八日目の蝉たち。命はもうエキストラタイムだ。対して、僕たちは生まれた瞬間から余命を生きている。「まだ明日がある」と今 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]いつ迄も光っていたいペンの先/戸田わか子 2024年5月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 子どもの頃、体育の授業が大嫌いだった。跳び箱は山の如く、鉄棒は氷の如く存在して僕の視界を暗くした。何の取り柄もなかった自分だが、作文だけは …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]善人の仮面を外す二十二時/遠藤より子 2024年5月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石家さんまさんは、いつもあのテンションで人を笑わせるのだそう。裏表なく、ずっと同じ態度で人と付き合える人はすごいと思う。二十二時。夜、一 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]立ちすくむ君の背中に泳ぐ月/末永小娟 2024年5月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 立ちすくむという表現に見る絶望、悲哀。その背中に、月は泳いでいる。この「あはれ」を織り込んだ情景と情緒とのコントラストに強く惹かれた。止ま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]トモダチが見つかりそうな虫図鑑/妻木寿美代 2024年5月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 楽しい。友だちではなくトモダチと表記する。外国の方がカタカナでそう伝えるように、作者は昆虫たちをトモダチと書いて、異文化を持つ同等の存在で …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]人生の第三幕のプロローグ/中島敦子 2024年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 四十代後半になって、一気に後輩が増えた感がある。病気をして入院もした。自分はいわゆる現役世代、その後半に足を踏み入れたのだなと思う。これか …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]疑問符を集めわたしの辞書にする/こやまひろこ 2024年5月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 味方ではなく、辞書と表現したところに作者の強い意思が表現されている。味方は揺らぐものだが、辞書は絶対的存在。その強い言葉に対して、「違和感 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]肩書きが多くさてさて何者か/𠮷田佐知 2024年5月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わかる。すごくよくわかる。肩書きのたくさんある名刺をいただくことがある。よくわかる。「全日本肩書きを並べて自尊心と虚栄心を満たしてしまう委 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …