雑記 高級車を乗り回すような社長にはなりたくない。 2009年2月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フィットの燃費、高速を使わない場合の新記録。下道だけで、20km/l近く。早くもボディは傷だらけになっているのに、足回りは快調。足首が痛くなるような、微妙な角度をキープすることが経 …
雑記 明石レッドソルジャーズをご存知ですか。 2009年2月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 朝、パン屋さんに出かけた以外はひきこもりで仕事。面倒だからシャワーも浴びないで過ごしたら、実に香ばしい匂い。すっかり加齢臭の32才。 大人になりました。ASKA CONCERT T …
雑記 床がガラスで、その下が池で・・・ 理想のおうちだよねぇ。 2009年2月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自宅にて、本を読んだり仕事をしたり調べ物をしたり。本屋さんとホームセンターをパトロール。あとは、ランチに出かけたのとクリーニング屋さんに行っ …
雑記 かのイチローもこよなく愛した。 2009年1月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あづまやの海老カレー丼@明石市朝霧 甘辛くて、テンコ盛り。気持ち良く汗をかきたい、夏になると食べたくなります。 …
雑記 バスが爆発! ― 1月に出逢えたお客様限定の、トークでした。 2009年1月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 【バスガス爆発】で、早口言葉を言おうとしたら、失敗しますよね。では試しに【バスが酢爆発】という字面を頭に思い浮かべながら、声に出して早口言葉 …
雑記 自分のblogでさえ、まだ載せたことのない顔なのに。 2009年1月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 朝から立て続けに3件、新規のお客様からお電話。「神戸 印刷」と検索すると、うちの会社が上位で表示。それでお問い合わせの電話を下さるそうです、 …
雑記 クリエイターの身体を癒せ、そして往復25分。 2009年1月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ちっちゃい機械が大好きです。一年に一度は必ず機種変更していたのに、最近は高くなってしまって、気軽に機種変更も出来なくなっちゃいましたね。明日はソフトバンクの春モデルの発表会。もうそ …
川柳 【川柳】神棚に三億円が置いてある ばた 2009年1月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 川柳マガジンで1番上の特選に選んでいただきました。【特選1】神棚に三億円が置いてある 月刊川柳マガジン2009年2月号 笑いのある川柳(門脇かずお選)大きい活字になると、とっても …
川柳 【川柳】もう塾へ 一番星を見ないまま ばた 2009年1月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 もういいかい まあだだよ もういいかい まあだだよそうして かくれんぼの鬼は何処かへ隠れる場所のどれだけあった昔のことだろうやらなければな …
川柳 【川柳】鬼はもう笑わぬ 春の一歩二歩 ばた 2009年1月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 おかしなことだらけだった「変」な年はもう背中、今年は希望に満ちた「変」化の一年であることを祈りたい▼アメリカの新リーダーの力強い言葉に、た …
雑記 おとめ座社長は、おやつの夢を見る。 2009年1月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 おとめ座社長の重要視する、おやつタイム。クリエイターとして、プランナーとして、高い創造力が必要とされる前川企画印刷では、3時を回ったころの休憩時間を満喫するべく、神戸界隈のスイーツ …
雑記 雪の朝、心はカラになる。 2009年1月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 雪ぢゃー。フィットにも屋上にも雪、雪!明石では、積もるどころか、雪が降ることさえ滅多にないので、うっすらと白の世界が広がるだけでも感激してしまいます。これで降り出したら「遭難するー …
雑記 明日は100%お休みしまっせー。 2009年1月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 事業継承の時の節税方法に、もしかすると、金庫株制度と生命保険を組み合わせる方法があるのではないかな、と、思い立って調べてみたらビンゴ!・・・でも、よくよく調べてみると、この方法、自 …
雑記 いつもどおり、当たり前の。 2009年1月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あーちゃんは落ち着いていて、いつもと同じような過ごし方。もう、歩けないのかな、というほど弱っていた足腰も、今はすっかり快復したようでちょこちょこと、歩き回っている。ご飯もたくさんた …
雑記 20年を一緒に過ごした、家族以上の家族だから。 2009年1月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 二度とは戻らない一日一日の時間だから、思い入れのたくさんある過ごし方をすれば。それはそれで、昔はこうだったのにと、切ない思い出に変わってしま …
川柳 【川柳】有り難い場所に鏡を置いておく ばた 2009年1月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今日も新しいお仕事のご相談、そして、新しい出会いもありました。忙しいときに何かを頼まれると、つい(しんどいなぁ)と思ってしまいがち。だから、 …
雑記 中国語学科を卒業してからの憂鬱。 2009年1月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 毎年この時期は、某大学さんの冊子制作で忙しくなります。今年の担当は19歳の男の子。自分と同じ中国語学科ですが、テキストを見せてもらうと、1回生なのにやたらと内容が難しい。「こ、これ …
川柳 【川柳】コロッケを語る印刷屋のあした ばた 2009年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 会社に着くまでの間に、メールや電話で仕事が決まっていくことがある。夜に蓄えたエネルギーを一気に放つかのような相手の勢いに、こちらも即決即答で対応するようにしている。朝に仕事が動き始 …
雑記 家計簿はこうだ、エレキバンは肩だ。 2009年1月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ばた家計簿教室の生徒のみなさんへ。ばた先生は、クレジットカードのポイントがかなりたまっていて、一番高い商品のものと交換しても3つは貰える計算になりましたよ。QUOカードに交換したら …
雑記 震災の映像のどこかで、父は、ひととして在り続ける。 2009年1月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あの「阪神・淡路大震災」で本当は一体何が起きていたのか、その真実がよくわかるムービー集 - GIGAZINE毎年、一番の泣き虫になってしまう …
雑記 今日は穏やかな瀬戸内海。 2009年1月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ジョギングの楽しい穏やかな天気。途中の木々に目をやると、固い蕾が春待ち顔で。いい感じです。 …
雑記 目覚まし時計の有給休暇。 2009年1月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 鉄道ファンとしては、近鉄乗り入れ後の阪神電車・山陽電車のダイヤ改正に関心を持っていたので、今日発表された概要は、とっても残念な内容でした。JR、ますます混むんだろうなぁ。 ま、いい …
雑記 確かに受けとったもの、を、次に、どう。 2009年1月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 去年、父を亡くしたとき、病院の方と葬儀会社の方が丁寧に父を清めてくださって、元気だったころのふっくらとした表情に再会することが出来ました。死んでしまっているのに、不思議なものです。 …
雑記 たまには仕事川柳などを。 2009年1月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 年が明けて2週間、本格的に忙しくなってきました。当社のデザイナー林さんの机も、忙しさに比例して散らかってきます。散らかり指数が高まると、林さんの呼称は「森さん」に変わるのですが、こ …
雑記 労働基準監督署の労務調査もなんのその。 2009年1月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 定額給付金の支給を盛り込んだ補正予算案が衆院を通過した。生活支援という当初の目的は、いつの間にか景気対策へと変わっている。受けとるか受けとらないかは矜持の問題とさえ言った日本のリー …
雑記 成人式から一回りして今日の場所、そして、未来は。 2009年1月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 炊けましておめでとうございます。 何が悲しいって、今年一発目のこのオヤジギャグに、未だ誰からもツッコミが来ないという淋しい年明けだったことな …
雑記 荒れ狂う瀬戸内海。 2009年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 いつもは大人しい瀬戸内海も、今日は白く高く。ジョギングしていても、身体がすぐに冷えていきます。手洗いうがいの徹底を~。 …
雑記 これからのことは、これまでのことを越えていく。 2009年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ディーラーから電話、新車の1000キロ(一ヶ月)点検を受けに行く。フィットになって燃費が良くなった分、スタンドに行く機会が少なくなった。ガラ …
雑記 サービス業だからこそ、見えない時間で。 2009年1月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 正月休みが終わってすぐの3連休なんて、休みすぎですよね・・・。うちの会社は、この時期から2月中旬、あと、夏のお盆周辺の時期が一年でも一番忙しくなってきます。徹夜での制作作業も必至、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]廃屋の窓辺に鳴らぬオルゴール/川村やまと 2024年11月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 オルゴールを囲んだのは、愛だっただろうか団らんだっただろうか。もう、その温かい光景には及ばず、廃屋のオルゴールは窓の外を眺めて余生を過ごし …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]甘えてもいいかと聞けばいいと猫/吉田佐知 2024年11月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 動物たちはけっして言葉を話すわけではないけれど、その分、いつも温かな空気になって部屋をやわらかくしてくれる。 あさろうたをクッション …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]鉛筆を静かに研いでいる夜更け/倉本智子 2024年11月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方の静寂に、今ここは僕の世界だと思うことがある。走り出したくなる衝動が湧いて、朝は決意に満ちた時間だ。今日という日を描いていく強い覚悟 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]太陽と風に会いたい水中花/中村優実子 2024年11月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ああそうか、と思った。コップの中でひとを和ませる造花や鳥、魚などの玩具たちは、透き通る内側にいても、けっして太陽には触れず、風を聞かない場 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]アンテナを真っ直ぐ立てて生きている/倉本智子 2024年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 噂話だったり悪口だったり。負を帯びた話に目も耳も向ける必要はないのに、右へ左へ、僕のアンテナは無限に受信を続けようとする。澄んだ水を受けれ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]浪費している人生の砂時計/とがみかつすけ 2024年10月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たとえば18歳だったころを思い出してみる。部活動に勤しみ、受験勉強に苦しみ、恋を追いかけては切なさを知った青春時代。さて、では、はたして、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子 2024年9月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]燃える恋出来ぬ哀しき雪女/みぎわはな 2024年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情熱的な恋のできない雪女の悲哀を詠んだユニークな句。熱を帯びた感情を持ってしまえば、彼女の命は一瞬で潰えてしまう。つまり、冷凍庫のなかで愛 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]君だけのたったひとつになりにゆく/末盛ひかる 2024年7月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句の下五が「なりたくて」だと、ただの願望になってしまい、動かない位置から君に憧れているだけの様子を詠うものになってしまう。語尾を「なり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]そして子は飛び立つ母の滑走路/辰巳和子 2024年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんが歌う『生命』という曲の中に、「この子の人生を見届けられるなら最後まで見守ってあげたいと思うね」という一節がある。そう願うも、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]藤棚の下で待とうか待たそうか/新貝里々子 2024年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 妖艶にひとを魅了する蔓性の藤は、何かに絡んで成長をしていく。この句は、ひとは誰かにもたれて生きていく生き物であることへの暗喩なのかもしれな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]カラフルな爪で三つ指つかれても/三好春美 2024年6月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三つ指。 辞書には「親指、人差し指、中指の3本の指を床について、ていねいに礼をすること」と書いてある。家庭内の軽い挨拶の意味ではない …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]最後までひとり芝居を演じ切る/上田ひとみ 2024年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さな会社を経営して20年近くになる。会合やお付き合いの席で見せる顔は仮面のそれ。どんな脚本の中にいて、今、自分はどんなキャストを演じてい …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]星巡る楽観してもしなくても/赤井花城 2024年5月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 軽やかに生きている人たちは決断が早い。僕はそんな憧れたちの存在を、いつも足踏みしながら眺めている。夜は長く、やがて朝が来たら動かなければな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]不器用な口でもロマン持っている/石田酎 2024年5月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛を語らないからといって、愛を持たないわけでない。むしろ、秘めたる情熱ほど燃え上がりやすいような気もする。はて、ということは、饒舌にロマン …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]母はもう父と逢えたか 冬銀河/藤本健人 2024年5月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 澄んだ空気、長い夜。冬は宇宙までが近くなり、僕たちは逝ってしまった存在たちを浮かべては安らかな日々を祈る。拙作に『死んですぐ謝ることを決め …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]おみくじの吉は信用しない能登/藤原紘一 2024年5月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一年でいちばん「おめでとうございます」という挨拶が行き交う日に、能登半島で大地震が起こった。その土地に生きる人たちにとって、この日はこれか …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]友の背の丸さに無沙汰詫びている/倉本智子 2024年5月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大学時代はまだハンバーガーが100円くらいで買えた。5つを重ねてぎゅっと口に押し込む。僕らはそれを「ファイブバーガー」と呼んで笑い合った。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]消しゴムで消してしまえる程の過去/鈴木尚子 2024年5月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 過ぎてみれば人生のほとんどに、何をそれだけ沈み、憂うことがあったのだろうと思うことがある。「思い出」という言葉からは甘さと切なさが、「過去 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]捨てられぬ本と瞳があう夏の部屋/嶋村幸 2024年5月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 読書感想文という夏休みの宿題があったせいだろうか。記憶の中の本棚は、太陽と蝉と扇風機を連なって立ち上がってくる。いつか、いろいろなことが落 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ヒロインを気取りヒールを高くする/倉本智子 2024年5月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ジョギングに行く、信号で止まる、ストレッチをする。そのとき僕はイチロー選手になる。車を運転する、助手席からカメラを向けられている想像をする …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]生きている恐い世界の真ん中で/平松直樹 2024年5月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 通りを行く人たちに肩がぶつからないよう小さく歩いても、いま、ここは世界の真ん中なのだ。作者はそれを「恐い」と言った。なんという実感のこもっ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]八日目の蝉は命を懸けて鳴く/谷口修平 2024年5月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 出逢い、残すために鳴く八日目の蝉たち。命はもうエキストラタイムだ。対して、僕たちは生まれた瞬間から余命を生きている。「まだ明日がある」と今 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]いつ迄も光っていたいペンの先/戸田わか子 2024年5月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 子どもの頃、体育の授業が大嫌いだった。跳び箱は山の如く、鉄棒は氷の如く存在して僕の視界を暗くした。何の取り柄もなかった自分だが、作文だけは …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]善人の仮面を外す二十二時/遠藤より子 2024年5月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石家さんまさんは、いつもあのテンションで人を笑わせるのだそう。裏表なく、ずっと同じ態度で人と付き合える人はすごいと思う。二十二時。夜、一 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]立ちすくむ君の背中に泳ぐ月/末永小娟 2024年5月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 立ちすくむという表現に見る絶望、悲哀。その背中に、月は泳いでいる。この「あはれ」を織り込んだ情景と情緒とのコントラストに強く惹かれた。止ま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]トモダチが見つかりそうな虫図鑑/妻木寿美代 2024年5月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 楽しい。友だちではなくトモダチと表記する。外国の方がカタカナでそう伝えるように、作者は昆虫たちをトモダチと書いて、異文化を持つ同等の存在で …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]人生の第三幕のプロローグ/中島敦子 2024年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 四十代後半になって、一気に後輩が増えた感がある。病気をして入院もした。自分はいわゆる現役世代、その後半に足を踏み入れたのだなと思う。これか …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]疑問符を集めわたしの辞書にする/こやまひろこ 2024年5月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 味方ではなく、辞書と表現したところに作者の強い意思が表現されている。味方は揺らぐものだが、辞書は絶対的存在。その強い言葉に対して、「違和感 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]肩書きが多くさてさて何者か/𠮷田佐知 2024年5月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わかる。すごくよくわかる。肩書きのたくさんある名刺をいただくことがある。よくわかる。「全日本肩書きを並べて自尊心と虚栄心を満たしてしまう委 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …