川柳 【川柳】敬老の日の孫の手にあるリボン ばた 2009年8月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 立秋を過ぎる頃から、夏らしくなってきた。前川企画印刷は「年鑑制作」の夏、事務所は、もっと熱い▼句集作りの相談、引き続き、いくつか。自分も川 …
雑記 美しい国の、美しい僕でありたい。 2009年8月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石出身なので、明石を元気にします!そう主張する選挙ポスターにいつも違和感を覚えてしまう。それは地方自治体の長たる市長が国に対して行うべき仕事であって、国政に出る人間が、地元への利 …
雑記 死の数日前に届いた手紙、御仏前にて。 2009年8月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ようやく週末、ぐて。明日は、新しい洗濯機がやってきます。といっても、去年購入したものがあまりに調子が悪いので、差額を払って、最新のものに交換してもらうことにしたのです。何故か洗濯機 …
雑記 ブロガー名刺がタダになる! ブログクラブへのお誘い。 2009年8月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ブロガー名刺がタダ(無料)になるチャンス!!!ブログクラブは、アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)様が運営する、ブログを書いているみな …
雑記 お客さまに頑張り過ぎたいほどの気持ちで。 2009年8月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 嬉しかったこと。月にウン十万というお金をコンサルに支払っているある会社さんが2社、それぞれどちらも、自分の持っていく企画や業務改善のやり方を実践して下さって、効果が出ていて、秋から …
雑記 32歳の青くさい経営を、後半戦もどうぞ。 2009年8月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あの人はこちらがするほどはメールを送ってきてはくれない、だからきっと自分のことを良く思っていないに違いないと、思い込んで、ふさぎ込んで、愚痴って、足踏みしている人を見かけたら、シン …
雑記 夏の後半戦をマインドマップで整理する。 2009年8月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 昨日の続きの写真など。明石あたりでは福玉焼きと言いますが、淡路ではピンス焼きっていうんですね。狂ったように食べまくりました。1000円の袋を買っても、半分くらいしか入れてくれないの …
雑記 淡路島の福良に来ています。 2009年8月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 @ちりめんロード今夜の花火大会を楽しんできます。それまでは、食わねばモード発動です。暑い~! …
雑記 これだけは君に伝えておきたい。 2009年8月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 頭痛にはバファリン。溶けたい時にはウニ。僕はそのことを、ちゃんと伝えていくことのできる人間でありたいんだ。 …
雑記 女性ロックバンドといえば。 2009年8月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 女性ロックバンドといえば、やっぱりプリプリだけど、淡路島牛丼の卵は、それ以上にプリプリだと思うんだ。 …
雑記 淡路島牛丼。 2009年8月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 淡路島牛丼を食べにやって来ました。あまりに美味しそうなので、ウニの握りも頼んでしまいました。く、く、く、食わねばー!! …
雑記 犬がネコに恋をした ― 2009盆休み。 2009年8月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 毎年育てているスイカ。今年は雨が多くて、成長がイマイチ。ナメクジたちの襲撃が、いつもより多く見られるような気もします。自宅の机。気分転換したいときは、仏像に関する本を読んでいます。 …
雑記 ウニのパスタが美味しすぎて全米が泣いた。 2009年8月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 8月に入ってから、メンバーはほとんど眠っていません。徹夜の連続でしたが、大きな仕事、細かな対応の求められる仕事を、誠実に丁寧に取り組んでくれました。お客さまの役に立ちたいという言葉 …
雑記 中小企業IT経営力大賞に応募します。 2009年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 会議って、ゼロで始めちゃいけないと思うのです。それぞれが結論(または仮説)を持ち寄って、それを戦わせる時間でありたい。「仮説(ストーリー)を作りなさい、それを書き出しなさい」最近、 …
同友会 キムチお化けがあらわれた! - 同友会西神戸支部 夏の宴。 2009年8月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 絶好のBBQ日和だったよね。夏の暑さに子どもたちが負けないよう、空から優しいシャワーのプレゼント。時々空がピカっと光るのは、明るい希望を持つ …
雑記 社員のiPhone所有率が100%の神戸の会社。 2009年8月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 お盆休み前の死ぬほど忙しいモード、一段落・・・と、なるはずが、嬉しい悲鳴をアゲアゲ中です。たくさんの方に応援していただいて、嬉しい限り。休み …
iPhone/モバイル/PC/NET iPhoneのアプリが落ちる、不安定、起動しない時に試して欲しい1つのTips 2009年8月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 【症状】iPhoneにインストールしたアプリが、落ちやすくて不安定だったり、起動さえしないことがある。 →特にリーダー系(rss、ニュースな …
iPhone/モバイル/PC/NET iPhoneのカメラで撮影すると暗くなってしまう時に試して欲しい1つのTips 2009年8月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 【症状】iPhoneのカメラで撮影すると暗くなってしまうことがある。【原因】屋外などで撮影するとき、明るい場所のフォーカスが合っているため。 …
雑記 決算から2ヶ月以内に税金を払います、そしてその時期は。 2009年8月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 決算書類、完成!あとは納税のみです。選挙も近いので、ギリギリまで払わないで置いておこうかな。国政について考えるいいキッカケになるかも(出し惜 …
雑記 黒板の端から端まで飛ぶほどのパンチでした。 2009年8月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 来週日曜日は、同友会の仲間たちとBBQの予定。でもなんとなく、台風がやってきそうな予感がする。杞憂で終わりますように。この週末は、とことん、自分を追い込んでみました。徹夜とバファリ …
雑記 コストパフォーマンスの高い努力を。 2009年8月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 努力とは絶対的なものだけれど、あえて、相対的なものだと考えてみる。たとえば、今日のような花火大会の行われる日、その時間帯に。同じ100という努力を行うのであっても、誰かの遊んでいる …
雑記 100年に1度の増収増益。 2009年8月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 決算用の書類がほぼ、出来上がってきました。100年に1度の不況という言葉を聞いたときから、何がなんでも達成したかった「増収増益」という響き。理想通りの結果を残すことが出来て、満足し …
雑記 フロントが馬鹿で、神戸9クルーズの選手が気の毒過ぎる。 2009年7月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 野球 独立リーグ神戸の監督解任…社長言い分と食い違い関西弁で書かせてください。もう、このチーム、あかんわ。フロントが腐ってる。プロ出身の監督 …
同友会 こんな時代の伝わる経営指針書へ ~ 綴る毎日を。 2009年7月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 先代社長の前川さんが事務所を覗いてくださいました。時々、ご自宅に寄せてもらっては、会社の現状などをご報告させて貰うのですが、やはり、事情と心 …
雑記 本を読めば読むほど、井戸の底にいる。 2009年7月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 走りすぎて腰を痛めたせいもあるのですが、歩いて血行の良くなった状態で、ものを考える作業はとても有用であることに気が付きました。そういう理由もあって、最近晴れた日は、ジョギングではな …
雑記 明石のずっと重い空。 2009年7月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今日は一日中、雨です。梅雨明けはまだ遠い。FさんもiPhoneを購入されたそうで。仲間が増えるなぁ。うれし、たのし。 …
雑記 じゅわっと、ほにゃっと、ほふっと、週末。 2009年7月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 朝、行きつけの動物病院へ。目と耳に、すこし、ハードな治療。傍で見ていても、とても痛々しいのです。 なんて荒々しい呼吸。でも、症状は重くないそうで良かった。苦しそうだったけど、動物病 …
雑記 愛犬への祈りと、明示する僕らの次の行動指針へ。 2009年7月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛犬じゅにあの具合がおかしいと実家からのcall。慌てて、新神戸からのトンネルを抜けて明石へ戻る。その足で、夜間救急動物病院へ。命にどうこう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清 2025年2月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子 2025年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]傘マーク 鼻歌になる雨蛙/長崎瑞竹 2025年1月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 デートの日、悪友はいつも雨を待ち望んでいた。曰く「50センチの距離に近づけるから」とのこと。僕は当然、てるてる坊主で意地悪をした。晴れるこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]夕焼けを鞄につめた夜が来る/遠藤より子 2025年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 胸に迫るあの情景を、鞄につめこんでしまう。そんな夜はいったい、どんな語らいがふくらむのだろう。「生かされている」と謙虚に思う姿勢も良い。た …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]地に落ちてじっと季を待つこぼれ種/井上高島 2025年1月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 谷川俊太郎さんは、いつもどこかで朝が始まっていると言った。どこか終焉を感じさせる「夕陽」や「散る」という言葉も、始まりにつながっていく序章 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]蛇行して一人前の川になる/平松直樹 2024年12月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今僕のいるこの場所がはたしてまっすぐなのかどうかは分からないけれど、振り返れば、うんと右に在り、左にいては怒られ、呆れられるような日々があ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]青春の甘いあの日ももう更地/新貝里々子 2024年12月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 初夏の月に見守られてふたつの影をひとつにした公園のベンチ。今はもう撤去されて、その前を小さな子どもたちが走り回っている。あの日よりうんと伸 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]廃屋の窓辺に鳴らぬオルゴール/川村やまと 2024年11月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 オルゴールを囲んだのは、愛だっただろうか団らんだっただろうか。もう、その温かい光景には及ばず、廃屋のオルゴールは窓の外を眺めて余生を過ごし …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]甘えてもいいかと聞けばいいと猫/吉田佐知 2024年11月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 動物たちはけっして言葉を話すわけではないけれど、その分、いつも温かな空気になって部屋をやわらかくしてくれる。 あさろうたをクッション …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]鉛筆を静かに研いでいる夜更け/倉本智子 2024年11月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方の静寂に、今ここは僕の世界だと思うことがある。走り出したくなる衝動が湧いて、朝は決意に満ちた時間だ。今日という日を描いていく強い覚悟 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]太陽と風に会いたい水中花/中村優実子 2024年11月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ああそうか、と思った。コップの中でひとを和ませる造花や鳥、魚などの玩具たちは、透き通る内側にいても、けっして太陽には触れず、風を聞かない場 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]アンテナを真っ直ぐ立てて生きている/倉本智子 2024年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 噂話だったり悪口だったり。負を帯びた話に目も耳も向ける必要はないのに、右へ左へ、僕のアンテナは無限に受信を続けようとする。澄んだ水を受けれ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]浪費している人生の砂時計/とがみかつすけ 2024年10月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たとえば18歳だったころを思い出してみる。部活動に勤しみ、受験勉強に苦しみ、恋を追いかけては切なさを知った青春時代。さて、では、はたして、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子 2024年9月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]燃える恋出来ぬ哀しき雪女/みぎわはな 2024年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情熱的な恋のできない雪女の悲哀を詠んだユニークな句。熱を帯びた感情を持ってしまえば、彼女の命は一瞬で潰えてしまう。つまり、冷凍庫のなかで愛 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]君だけのたったひとつになりにゆく/末盛ひかる 2024年7月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句の下五が「なりたくて」だと、ただの願望になってしまい、動かない位置から君に憧れているだけの様子を詠うものになってしまう。語尾を「なり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]そして子は飛び立つ母の滑走路/辰巳和子 2024年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんが歌う『生命』という曲の中に、「この子の人生を見届けられるなら最後まで見守ってあげたいと思うね」という一節がある。そう願うも、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]藤棚の下で待とうか待たそうか/新貝里々子 2024年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 妖艶にひとを魅了する蔓性の藤は、何かに絡んで成長をしていく。この句は、ひとは誰かにもたれて生きていく生き物であることへの暗喩なのかもしれな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]カラフルな爪で三つ指つかれても/三好春美 2024年6月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三つ指。 辞書には「親指、人差し指、中指の3本の指を床について、ていねいに礼をすること」と書いてある。家庭内の軽い挨拶の意味ではない …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]最後までひとり芝居を演じ切る/上田ひとみ 2024年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さな会社を経営して20年近くになる。会合やお付き合いの席で見せる顔は仮面のそれ。どんな脚本の中にいて、今、自分はどんなキャストを演じてい …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]星巡る楽観してもしなくても/赤井花城 2024年5月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 軽やかに生きている人たちは決断が早い。僕はそんな憧れたちの存在を、いつも足踏みしながら眺めている。夜は長く、やがて朝が来たら動かなければな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]不器用な口でもロマン持っている/石田酎 2024年5月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛を語らないからといって、愛を持たないわけでない。むしろ、秘めたる情熱ほど燃え上がりやすいような気もする。はて、ということは、饒舌にロマン …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …