雑記 EOS Kiss X4・EF-S18-135 IS レンズキットという相棒を得て。 2010年5月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 EOS Kiss X4・EF-S18-135 IS レンズキットを購入。 デジタル一眼は前からずっと欲しかったので、ご機嫌です …
雑記 岡山の結婚式、創造と向上の未来を祈念。 2010年5月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 5/22、かつては取引先の、現在は友人のOさんの結婚式@岡山に参列。 真面目で優しいお二人らしい、しっかりと作り込まれた披露宴でした。 …
雑記 岡山の夜は活け造りナイト。 2010年5月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 披露宴でたらふく食べましたが、Oさんファミリーとご一緒に活け造りなどを。歯応えも味も最高。幸せな一日の締めくくりになりました。今度はご自宅に遊びに参ります! …
雑記 岡山護国神社にて結婚式。 2010年5月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 次は三時半から披露宴。しばし休憩中。今日は岡山駅前の東横インに宿泊します。ゆえに。飲みます(^-^)/ …
雑記 Windows Live Writerが便利すぎて泣けた。 2010年5月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 タグでホームページをいじってた人間ですもの。 この手のソフトって何となく敬遠していたのに、便利すぎて泣けた。 いつもと違う環境で書 …
雑記 gooブログをWindows Live Writerから更新してみるテスト。 2010年5月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Windows Live Writterからblog更新への挑戦。 画像ってどんな風にアップされるんだろう? イメージしている …
雑記 身体は動いていても前には進まない、それが足踏みなのだから。 2010年5月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 女性経営者の方お二人のお話を、それぞれ伺う機会をいただいた。 仕組みを作ったり、 縁を繋いだり、 既成概念という常識にと …
雑記 明石市民の昼ご飯、漁師丼。 2010年5月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまりに散らかりまくった部屋の掃除から脱出。たこフェリーの発着場、「新浜」にて。今日の明石は、快晴です。 …
雑記 焼けてますので、食べてくださいね → いま、いちばん美味しいタイミングですよ。 2010年5月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 前川企画印刷メンバーとその家族によるバーベキュー大会開催。H氏宅に14時過ぎに集合。解散は23時過ぎと、大変盛り上がりました&食べまくりまし …
雑記 神戸元町・旧居留地オリエンタルホテルからの夜景と。 2010年5月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 神戸元町・旧居留地オリエンタルホテルからの夜景。写真じゃわかりにくいかな。神戸、やっぱり夜景は最高に綺麗です。震災の後、光が戻ってきた瞬間の …
雑記 温度にこだわる5月の特別な一日を。 2010年5月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母はまだ、5分に1度は涙をこぼしているような具合。時間、かかりそうです。当たり前だけれど。じゅにあも心配だね。5月14日、本日は母の誕生日。温かい時間をプレゼントしてあげたいと思い …
雑記 JR新長田駅近く、給食以来の懐かしい味に出合った。 2010年5月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 食事、とある打ち合わせを兼ねて。そこで見つけたのがこのメニュー。給食以来ですよ、あげパン食べたのなんて。しかも、記憶の中にあるあげパンは「冷 …
雑記 志ある限りに ― たくさんのことは忘れてもいい、忘れるもの。 2010年5月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 『親鸞 (五木寛之著)』読了。父が亡くなって以後、お寺との繋がりが増えた。どうせ関わるお経のことならばと、仏教に関する本などを読み進めている …
雑記 「偉そうですね」と「偉いですね」の間にあるもの。 2010年5月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「ほうれんそう」を求めることが上司の仕事だと思っていれば驕りなんじゃないかな。ほうれんそうをしやすい雰囲気を作ってあげること。強制されるので …
雑記 近づけたり、遠ざけたり、ひとは。 2010年5月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自分の本音とは違うこと。相手ならこう考えるのではないかと、先回りして、歪めて。相手が本音を言いやすいようにと、少し、階段を下りてみる。「そこまですると、疲れない?」と聞かれる。この …
雑記 らしく、あかるく、あたたかく。 2010年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 連休の最終日に葬儀、深夜に明石に戻ってきました。静岡にいる間はほとんど寝ていないので、さすがに疲れました。しばらく目眩と熱が続きましたが、土曜日になって落ち着いてきた模様。いろんな …
雑記 家族の形は変わっても、家族の距離はもっと強くなるね。 2010年5月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 5月3日、9時26分。ひろ兄ちゃんは雲のない静岡の空に旅立っていきました。苦しみを抑えるモルヒネを選択。数分後に心拍数が下がっていったことか …
雑記 きみを想うのは、僕ひとりではなかった。 2010年5月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 主人の帰りを待つ茶トラ。山から降りてくるタヌキたちにもエサをあげているんだそうです。みんな、みんな、祈りながら待っています。それぞれの場所で、当たり前の顔で。 …
雑記 「食わねば」精神はいつだって。 2010年5月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 静岡といえば鰻。病院は伊豆長岡の温泉地の真ん中にあります。美味しそうなウナギのお店を見つけたので、お昼ご飯に食べてきました。日帰りで温泉にも入浴。昨日は病室に泊まって疲れたのかもし …
雑記 いつもの朝を待っています。 2010年5月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 血圧87-42、発熱。暑いねと声をかける。いつだって優しいひろ兄ちゃんは声を絞り出して答えてくれる 「飯は食べたのか?」夜は長い。ちゃんと朝が来てほしい。 …
雑記 静岡に向かっています。 2010年4月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 滋賀県の土山SA。一年前、伊勢にお参りに行く時も立ち寄りました。その時は、こんな気持ちでここを訪れるだなんて夢にも思いませんでしたけど。いろいろと思い出しながら、ゆっくりと夜中の高 …
雑記 この場所で眠らせて ― 君を朝まで帰さない。 2010年4月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Mさんと夕食、溶岩焼き。上り切ってしまえば下るしかない、から、上り続ける。見上げている山は果てしなく大きいのだろうと思う。ところどころ、自分には妥協する癖がついているのではないだろ …
同友会 どうなりたいかはわからなくとも、こうなりたくないとは決める。 2010年4月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Kさんとランチをいただきながら、支部の会員拡大ミーティング。経営者と呼ばれる人たちの「考え方」を議論する。結果、「自尊心をくすぐる」作戦でい …
同友会 絵に描いた餅で、社員はお腹がいっぱいになりますか。 2010年4月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 同友会、県の会員拡大委員会のメンバーで初めての懇親会。同じ組織とはいえ、いつもとは違う顔ぶれで食事をするのはまた、とても刺激的で楽しい時間を …
雑記 祈り方もわからなくなる、揺れる吊り橋のような。 2010年4月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 電話が鳴るたび、緊張が身体を貫きます。手の施しようがなく、最期を静かに見届けようという医者からの話。でも本人は、多少の息苦しさとしんどさはあ …
雑記 希望に向かう夜明けのありますように。 2010年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 長く続いた化学療法の影響で骨髄がかなりのダメージを受けていて、高熱を下げることも各血液成分の数値を薬や治療で変化させるのは困難であるということが、朝になって入ってきた情報。昼過ぎに …
雑記 真夜中に揺れた電話、病状の悪化。 2010年4月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 叔父は叔父という響きよりももっとそばにある、「兄」という存在。静岡という土地にいても、家族という温度の距離にいます。自分の人生のすべてを、両親への看病と介護にあて、ようやく解放され …
雑記 最後には二択になる、最初から二択である。 2010年4月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「しない後悔よりも、する後悔」という基準をしっかり定めておく。すると、迷わない。すると、まず動く。すると、(良くも悪くも)結果が出る。だから、次の手を打つことが出来る。悩んで誰かに …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清 2025年2月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子 2025年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]傘マーク 鼻歌になる雨蛙/長崎瑞竹 2025年1月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 デートの日、悪友はいつも雨を待ち望んでいた。曰く「50センチの距離に近づけるから」とのこと。僕は当然、てるてる坊主で意地悪をした。晴れるこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]夕焼けを鞄につめた夜が来る/遠藤より子 2025年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 胸に迫るあの情景を、鞄につめこんでしまう。そんな夜はいったい、どんな語らいがふくらむのだろう。「生かされている」と謙虚に思う姿勢も良い。た …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]地に落ちてじっと季を待つこぼれ種/井上高島 2025年1月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 谷川俊太郎さんは、いつもどこかで朝が始まっていると言った。どこか終焉を感じさせる「夕陽」や「散る」という言葉も、始まりにつながっていく序章 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]蛇行して一人前の川になる/平松直樹 2024年12月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今僕のいるこの場所がはたしてまっすぐなのかどうかは分からないけれど、振り返れば、うんと右に在り、左にいては怒られ、呆れられるような日々があ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]青春の甘いあの日ももう更地/新貝里々子 2024年12月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 初夏の月に見守られてふたつの影をひとつにした公園のベンチ。今はもう撤去されて、その前を小さな子どもたちが走り回っている。あの日よりうんと伸 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]廃屋の窓辺に鳴らぬオルゴール/川村やまと 2024年11月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 オルゴールを囲んだのは、愛だっただろうか団らんだっただろうか。もう、その温かい光景には及ばず、廃屋のオルゴールは窓の外を眺めて余生を過ごし …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]甘えてもいいかと聞けばいいと猫/吉田佐知 2024年11月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 動物たちはけっして言葉を話すわけではないけれど、その分、いつも温かな空気になって部屋をやわらかくしてくれる。 あさろうたをクッション …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]鉛筆を静かに研いでいる夜更け/倉本智子 2024年11月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方の静寂に、今ここは僕の世界だと思うことがある。走り出したくなる衝動が湧いて、朝は決意に満ちた時間だ。今日という日を描いていく強い覚悟 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]太陽と風に会いたい水中花/中村優実子 2024年11月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ああそうか、と思った。コップの中でひとを和ませる造花や鳥、魚などの玩具たちは、透き通る内側にいても、けっして太陽には触れず、風を聞かない場 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]アンテナを真っ直ぐ立てて生きている/倉本智子 2024年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 噂話だったり悪口だったり。負を帯びた話に目も耳も向ける必要はないのに、右へ左へ、僕のアンテナは無限に受信を続けようとする。澄んだ水を受けれ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]浪費している人生の砂時計/とがみかつすけ 2024年10月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たとえば18歳だったころを思い出してみる。部活動に勤しみ、受験勉強に苦しみ、恋を追いかけては切なさを知った青春時代。さて、では、はたして、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子 2024年9月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]燃える恋出来ぬ哀しき雪女/みぎわはな 2024年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情熱的な恋のできない雪女の悲哀を詠んだユニークな句。熱を帯びた感情を持ってしまえば、彼女の命は一瞬で潰えてしまう。つまり、冷凍庫のなかで愛 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]君だけのたったひとつになりにゆく/末盛ひかる 2024年7月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句の下五が「なりたくて」だと、ただの願望になってしまい、動かない位置から君に憧れているだけの様子を詠うものになってしまう。語尾を「なり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]そして子は飛び立つ母の滑走路/辰巳和子 2024年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんが歌う『生命』という曲の中に、「この子の人生を見届けられるなら最後まで見守ってあげたいと思うね」という一節がある。そう願うも、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]藤棚の下で待とうか待たそうか/新貝里々子 2024年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 妖艶にひとを魅了する蔓性の藤は、何かに絡んで成長をしていく。この句は、ひとは誰かにもたれて生きていく生き物であることへの暗喩なのかもしれな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]カラフルな爪で三つ指つかれても/三好春美 2024年6月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三つ指。 辞書には「親指、人差し指、中指の3本の指を床について、ていねいに礼をすること」と書いてある。家庭内の軽い挨拶の意味ではない …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]最後までひとり芝居を演じ切る/上田ひとみ 2024年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さな会社を経営して20年近くになる。会合やお付き合いの席で見せる顔は仮面のそれ。どんな脚本の中にいて、今、自分はどんなキャストを演じてい …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]星巡る楽観してもしなくても/赤井花城 2024年5月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 軽やかに生きている人たちは決断が早い。僕はそんな憧れたちの存在を、いつも足踏みしながら眺めている。夜は長く、やがて朝が来たら動かなければな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]不器用な口でもロマン持っている/石田酎 2024年5月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛を語らないからといって、愛を持たないわけでない。むしろ、秘めたる情熱ほど燃え上がりやすいような気もする。はて、ということは、饒舌にロマン …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …