雑記 そこに穴があることを教えてくれて、いて。 2011年5月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「誰かが成功した」なんてのは、その瞬間からもう、過去の話。大切なことは、繰り返される歴史の中で、やってはいけないことをやらないようにすること。消去法で潰していけばいいことを、耳障り …
雑記 慌てて触れて、火傷して。 2011年5月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Facebookページを作って、「いいね」をクリックしてもらっていても、「そこまで」な感じのページが多い。広報や広告に活用していくという方針を打ち立てたならば、立ち上げと同時に、い …
川柳 【川柳】目に見えず喜怒哀楽の空の下 2011年5月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 放射線は目に見えず、故郷から離れて、懸念と悲しみと。ひとの厚意は、温度を伴って、希望と優しさと▼天災は、見えなかったものたちを見えるようにしてくれた。それで知ったこと、それで泣いた …
雑記 指切りした日々添い星 ~ 一青窈さんの時間に。 2011年5月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一青窈さんのコンサート。繊細な言葉、雰囲気。メロディ。優しさと柔らかさに包まれて、心が浮いていく。素直に涙を流すことの出来る空間にいた。それ …
雑記 成功を捨てられない過去の人には - ジョギングという習慣の中で 2011年5月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 4月のジョギング走行距離(合計):205.4km 年間2000km走る目標まで、残り:1115.5km 毎日5.5km走る …
雑記 積み上げていく光景のいつか、母の誕生日に添えて。 2011年5月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 集えよー、祝えよー、食うどー。 なんて、ジュニアが言ったのかどうか。 主役が誰だか、わかってる? …
同友会 話を聞くまで、田中代表理事はただのオッサンだと思っていました ~ 合同ブロック会へ行こう! 2011年5月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 刺激的なタイトルで恐縮です(汗)5月10日、日本ジャバラ工業の田中信吾さんの企業訪問をしてきました。言わずと知れた、兵庫同友の代表理事、兵庫 …
雑記 キミがボクに伝えたかったことは。 2011年5月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「餃子の王将の中国語、聞き取れるの?」中国語学科卒であることを告げて、一番多かったリアクション。これまでも、これからも。 …
雑記 「若いなぁ」を声に出して相手を否定する人は。 2011年5月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ▼Facebookはtwitterと違って、クローズな存在であり、リアルを補完するためのものであると考えています。様々な方からの友だち紹介や承認依頼等をいただきますが、むやみやたら …
雑記 大人になれないなぁと思う。 2011年5月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「粟」と「栗」が区別できない。「靴」と「鞄」は2秒考える。「117」と「177」は「晴れるとイイナの逆」と覚えてる。バカなんだなぁと思う。 …
雑記 大人になったんだなぁと思う。 2011年5月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「今年って、昭和でいえば何年だっけ?」利用頻度でいえば、子どもの頃の「いつ?何時何分?地球が何周回った?」と同じくらいなんじゃないか。大人になったんだなぁと思う。 …
雑記 便器してるっぽい僕の写真に。 2011年5月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この写真見たら、ちゃんと勉強してるっぽいよね?頑張ってるっぽいよね?と、書いたつもりのメールが誤変換。この写真見たら、ちゃんと便器用してるっぽいよね?・・・西端の所属している兵庫県 …
雑記 想。 2011年5月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 家族の形は変わっても、家族の距離はもっと強くなるね。一年を思う。生きてくれたことを思う。生きてくれていることを感じる。繋がる場所に、逢えて、良かった。いまも、これからも。 …
雑記 Facebook上のtwitterアプリを削除して情報を見やすくする方法 他。 2011年5月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「Facebookはビジネスに活用出来ます!とにかく友人を増やして儲けましょう!」そんな思惑が見えすぎて、Facebookの国内での使われ方 …
雑記 SLと新幹線と、夢が並んだ。 2011年5月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 岡山旅行の帰り道。道の駅一本松で見かけた憧れの情景。ほんとに蒸気で動いてるー! …
雑記 労働基準法の中に見る、コトバのトリック - 心理学で結果を。 2011年4月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「労働基準法では8時間以下の労働の場合、休憩時間は45分でいいことになっていて、例えば日本の会社で良く見られる9時-18時勤務の場合、昼休み …
雑記 敵意で対抗出来ない悪意に、僕は今日も疲れた顔で。 2011年4月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 悪意には敵意で対抗出来るけれど、悪意のない刃は始末が悪い。振りかざす本人に、どうやったらそれが凶器だと教えてあげることが出来るんだろう。いく …
雑記 経営者が強くなるための、軸の作り方と、繋がり方の。 2011年4月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 中小企業家同友会という組織に所属している。この勉強会に参加するとき、自分が経営者という意識で参加してしまうと、すべての話にバイアスがかかって …
雑記 もっと選ばれるために、もっと断ることを。 2011年4月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 テレビ局番組の構成作家としての仕事が、5月から増えることになった。2週間に1回の締切でも、ギリギリだった。それが、毎週締切に追われていくことになる。また、戦略に関する相談の業務も、 …
雑記 悩みの1つと、悩みの2つと。 2011年4月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 式1>「コンピュータで何かをするのが好きな人」でもあるけれど、「コンピュータで何かを創り出すことを生業としている人」でもある。式2>友人のレストランに行って「友だちなんだから、無料 …
川柳 【川柳】鯉泳ぐ青 信じてる祈ってる 2011年4月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 頑張って欲しくても、頑張れという言葉は、きっとまだ重たい。信じて祈るしかなくても、信じて祈るだけの無力に、空しさを覚えることもある。ただ、その気持ちの積み重ねが「自分たちにできるこ …
川柳 【川柳】神戸から 今日はこんなに元気です 2011年4月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 東日本大震災で被災された皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。私たちは、神戸からこの本をお届けしています。私たちは、震災の風化していく寂しさを知っています。私たちは、出来ることから始 …
雑記 iPhone版blogwriterからgooブログへのテスト投稿 2011年4月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 メール投稿ではなく、アプリから投稿するとどんな風に表示されるのか。テスト。どうかな。---PCから追記。アプリから投稿すると、画像サイズが大 …
雑記 精神障害への理解を深めよう、神戸須磨に交流カフェがオープン。 2011年4月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ある日の、経営者同士の勉強会の模様。障がい者の方の雇用に関して、職業能力の開発と雇用機会の拡充を支援する活動をされている特定非営利活動法人す …
雑記 鼻で笑っただろうな、そして僕は、横で怒ってる。 2011年4月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 商売人だった父に、商売のことを語る。命日、仏壇前は励まされ、立ち位置を確かめる場所。たくさん泣いた。3年経っても、まだ、こんなに逢いたい自分 …
雑記 大切な友人の大切な家族のために - 子どもの脳腫瘍について。 2011年3月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 子どもの脳腫瘍について - 幸せの黄色いコンテナ 経営者仲間の藤井さんが、脳腫瘍であることがわかったご自身のお子さんのために …
雑記 頭がいいなぁと感じる人が使う、カタカナ言葉。 2011年3月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 会話の中に「ターゲット」という言葉が良く出てくる。 仕事が出来るなぁと思う人に、共通する点の一つ。 そして、そのターゲットに対する根拠を論理的に説明出来る人は、イメー …
雑記 経営の勉強という言葉の裏側にあるもの - 分析麻痺症候群。 2011年3月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「週末、一泊二日の経営の勉強会に行ってきた」と話すAさんに尋ねてみた。 「ではその週末、Aさんの社員さんはどんな風に過ごしていたのですか …
雑記 ちょっと引退してくる。 2011年3月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自転車の僕に、少年野球のボールが飛んできた。 吹奏楽部員として、甲子園を目指したことのある僕だ。 軽やかにボールを拾って、レーザービームでバックホームを試みる …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清 2025年2月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子 2025年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]傘マーク 鼻歌になる雨蛙/長崎瑞竹 2025年1月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 デートの日、悪友はいつも雨を待ち望んでいた。曰く「50センチの距離に近づけるから」とのこと。僕は当然、てるてる坊主で意地悪をした。晴れるこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]夕焼けを鞄につめた夜が来る/遠藤より子 2025年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 胸に迫るあの情景を、鞄につめこんでしまう。そんな夜はいったい、どんな語らいがふくらむのだろう。「生かされている」と謙虚に思う姿勢も良い。た …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]地に落ちてじっと季を待つこぼれ種/井上高島 2025年1月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 谷川俊太郎さんは、いつもどこかで朝が始まっていると言った。どこか終焉を感じさせる「夕陽」や「散る」という言葉も、始まりにつながっていく序章 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]蛇行して一人前の川になる/平松直樹 2024年12月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今僕のいるこの場所がはたしてまっすぐなのかどうかは分からないけれど、振り返れば、うんと右に在り、左にいては怒られ、呆れられるような日々があ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]青春の甘いあの日ももう更地/新貝里々子 2024年12月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 初夏の月に見守られてふたつの影をひとつにした公園のベンチ。今はもう撤去されて、その前を小さな子どもたちが走り回っている。あの日よりうんと伸 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]廃屋の窓辺に鳴らぬオルゴール/川村やまと 2024年11月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 オルゴールを囲んだのは、愛だっただろうか団らんだっただろうか。もう、その温かい光景には及ばず、廃屋のオルゴールは窓の外を眺めて余生を過ごし …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]甘えてもいいかと聞けばいいと猫/吉田佐知 2024年11月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 動物たちはけっして言葉を話すわけではないけれど、その分、いつも温かな空気になって部屋をやわらかくしてくれる。 あさろうたをクッション …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]鉛筆を静かに研いでいる夜更け/倉本智子 2024年11月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方の静寂に、今ここは僕の世界だと思うことがある。走り出したくなる衝動が湧いて、朝は決意に満ちた時間だ。今日という日を描いていく強い覚悟 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]太陽と風に会いたい水中花/中村優実子 2024年11月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ああそうか、と思った。コップの中でひとを和ませる造花や鳥、魚などの玩具たちは、透き通る内側にいても、けっして太陽には触れず、風を聞かない場 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]アンテナを真っ直ぐ立てて生きている/倉本智子 2024年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 噂話だったり悪口だったり。負を帯びた話に目も耳も向ける必要はないのに、右へ左へ、僕のアンテナは無限に受信を続けようとする。澄んだ水を受けれ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]浪費している人生の砂時計/とがみかつすけ 2024年10月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たとえば18歳だったころを思い出してみる。部活動に勤しみ、受験勉強に苦しみ、恋を追いかけては切なさを知った青春時代。さて、では、はたして、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子 2024年9月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]燃える恋出来ぬ哀しき雪女/みぎわはな 2024年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情熱的な恋のできない雪女の悲哀を詠んだユニークな句。熱を帯びた感情を持ってしまえば、彼女の命は一瞬で潰えてしまう。つまり、冷凍庫のなかで愛 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]君だけのたったひとつになりにゆく/末盛ひかる 2024年7月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句の下五が「なりたくて」だと、ただの願望になってしまい、動かない位置から君に憧れているだけの様子を詠うものになってしまう。語尾を「なり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]そして子は飛び立つ母の滑走路/辰巳和子 2024年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんが歌う『生命』という曲の中に、「この子の人生を見届けられるなら最後まで見守ってあげたいと思うね」という一節がある。そう願うも、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]藤棚の下で待とうか待たそうか/新貝里々子 2024年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 妖艶にひとを魅了する蔓性の藤は、何かに絡んで成長をしていく。この句は、ひとは誰かにもたれて生きていく生き物であることへの暗喩なのかもしれな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]カラフルな爪で三つ指つかれても/三好春美 2024年6月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三つ指。 辞書には「親指、人差し指、中指の3本の指を床について、ていねいに礼をすること」と書いてある。家庭内の軽い挨拶の意味ではない …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]最後までひとり芝居を演じ切る/上田ひとみ 2024年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さな会社を経営して20年近くになる。会合やお付き合いの席で見せる顔は仮面のそれ。どんな脚本の中にいて、今、自分はどんなキャストを演じてい …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]星巡る楽観してもしなくても/赤井花城 2024年5月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 軽やかに生きている人たちは決断が早い。僕はそんな憧れたちの存在を、いつも足踏みしながら眺めている。夜は長く、やがて朝が来たら動かなければな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]不器用な口でもロマン持っている/石田酎 2024年5月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛を語らないからといって、愛を持たないわけでない。むしろ、秘めたる情熱ほど燃え上がりやすいような気もする。はて、ということは、饒舌にロマン …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …