雑記 傲慢になった自分をリセットする方法 2014年4月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 朝4時半に起きて、6時から同友会の会議、夜も同友会の別の会議があった。くた。 日中は銀行3つとハローワーク、そして労働基準監督署に自転車で。経営者の方々とのお付き合いが多くな …
雑記 桜の葬列と、たくさんの父と 2014年4月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 カレンダーを読める桜の不思議、色々調べていると東京の桜(ソメイヨシノ)の開花日と満開日を紹介しているページを見つけた。戦争のあった頃だけ欠測になっているのは、つまりそういうことなん …
熱帯魚 メダカたちのくれる癒しと和み ~黄金ホタルというメダカたちがやってきた 2014年3月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一週間前のお話。 ペットショップで一緒に水槽を眺めていた方と話が盛り上がり、今度、メダカを譲っていただけることになった。こういう出会い …
情報 子育て世帯の臨時特例給付金、申請や給付は4月からではありません 2014年3月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 子育て世帯の臨時特例給付金の話題。 子育て世帯臨時特例給付金 |厚生労働省 給付金にしても年金にしても、公の制度によって給付され …
雑記 咲き方のそれぞれ、咲く向きのそれぞれ ~Give&Giveの繰り返しを 2014年3月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 春が綻び始める。 満ちて咲く様子も好きだけれど、こんな咲き方をする桜も愛おしい。咲き方はそれぞれ、咲く向きもそれぞれ。同じ公園 …
同友会 ちっちゃいおっさんと参加する中小企業家同友会の会議と、明石駅前の再開発と。 2014年3月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ちっちゃいおっさんと参加する中小企業家同友会青年部の委員会。 経営者の集まりである同友会、会そのものの運営について論じる機会が …
業務日記 心あるマーケティングとは ~「面白いお店だね」に始まって「ありがとう」までもらえるお店 2014年3月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 神戸の元町商店街で商売を営んでいた父のお店には、ふらっと立ち寄られては「いつ来ても面白い商品の並んでいるお店だね」と声をかけてくださるお客さ …
業務日記 松山千春さんとやしきたかじんさんの二人が「やっぱ好きやねん」 ~義理と埃と約束と 2014年3月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たかじん やっぱ好きやねんを購入。 【送料無料】たかじん やっぱ好きやねん -シングル・コレクションー [ やしきたかじん ]価格:2 …
願望 [欲しい]プレゼンで笑いがとりたい僕のためのiPad mini用ハンドパペットケース 2014年3月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 iPad mini用のパペットケースがあると教えてもらった。 iPad mini用 ハンドパペットケース DN-10941 [★]価格 …
業務日記 神戸で販促なら、神戸で一番「さん付け」をされるようになったマーケティングに強い会社に頼んでみる 2014年3月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 タイトルは釣り。でも本音。 販促の相談をしてこられるお客様は、金銭的にも精神的にも余裕があるわけではない。こちらが拘束される時間に対し …
雑記 花粉症を予防する眼鏡「OWNDAYS花粉GUARD(度付き)」を使ってみた感想と効果 2014年3月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 花粉症を予防する眼鏡「OWNDAYS花粉GUARD(度付き)」を使い始めて一週間。毎年目玉を取り出してゴシゴシと洗いたくなるほど花粉に苦しん …
雑記 ちっちゃいおっさんと春のメダカと 2014年3月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ジョギングにはちっちゃいおっさんを連れ出すことにしている。 ちっちゃいおっさんのアングルを考える大きいおっさんの姿は不審者のそれと何ら変わらないのかもしれない。こんな空のした …
雑記 意識が高いとは ~知っていることも知らない顔で聞く 2014年3月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 朝方の生活、いわゆる朝方人間で失敗をする人は少ないけれど、朝方人間であることを主張し始めると人付き合いに微妙な変化が生じ始めることがある。似 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
動画 人に気持ちいいこと、ハスキー犬に気持ちいいこと 2014年3月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 人間に気持ちのいいことは、ハスキー犬にだって気持ちがいい。頭、くわーっとなって、顔、ふにゃーっとなって。 http://youtu.b …
雑記 父の死後、すぐ、家庭裁判所にて。それからの冬。 2014年3月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 国道で交通量調査を行った友人の「鼻毛は一日で伸びるし、鼻の中は真っ黒になるし」と語っていたことを思い出す。 日常に起きることを「プラス …
読書 暗殺教室の殺せんせーに学ぶ、失敗というチャンスを与える人の伸ばし方 2014年3月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 暗殺教室は、いま一番楽しみにしている漫画の一つ。 生徒に自らを暗殺させる方法を教える「殺せんせー」というタコに似た先生のキャラに惹かれ …
動画 後ろ足だけで階段を上る猫に学ぶ、僕が損をしている考え方 2014年3月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 生まれてすぐに前脚を事故で失った猫のMercury君。尻尾でバランスを取る彼は、後ろ足だけで上手に階段を上っていく。この表情と瞳からは、ハン …
雑記 安さに驚いた! 「Canon LP-E8互換バッテリ+充電器 < 純正バッテリ」(Kiss X4、X5、X6i、X7i対応) 2014年2月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真夜中の物流センターやサービスエリアが好きだ。 積み上げられた荷物、全国に散らばっていくトラック。物流の現場に足を運んでは、蜘 …
雑記 経営者といえども 〜同友会青年部渉外委員会に参加して 2014年2月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 経営者の集まりのなかでも、同友会の青年部は42歳以下の経営者と事業承継者が参加できる仕組みになっていて、気心の知れた雰囲気が居心地が良い。 …
雑記 お茶菓子を食べる量やスピードにもある、会話のなかの工夫 2014年2月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 25日と末日が同じ週にあるとそうでなくても忙しなく感じるのに、間が2日しかないとなるとますます慌ただしい。そして2月は年度末に向かう一ヶ月。 …
雑記 感情の総量、人間の器、万事塞翁が馬、そんな色々を考えてみた 2014年2月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 何か月もずっと苦悩の海の底に沈んでいたことに、とある言葉の添えられたご連絡をいただいて、心は一気に軽くなった。 ただ、思う。この嬉しさ …
動画 スーパーマリオブラザーズでクッパ以外を倒すことなく最低スコアでクリアする挑戦に惚れた! ~継続は力~ 2014年2月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 スーパーマリオブラザーズを最低得点(500点)で、しかもクッパ以外の敵を倒すことなくクリアする動画。 http://youtu.be/ …
動画 子を語るより子が語りたくなる生き方を ~子は親の背中を見て育つ 2014年2月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 うちのメンバーに新しい命が誕生した。同じ頃、思っていたよりも容体が深刻だった方が、12時間以上に及ぶ手術中であることを知る。これからに向かう …
雑記 柿本神社の八房梅 ~開花するのに必要な寒さ体験 2014年2月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 取材や撮影、書く仕事のときに助手の方がいたら助かるのになぁと思う場面がある。「没頭する環境を作っていきたいんですよね」とベテランライターさん …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
雑記 たい焼きを頭から食べる人、尻尾から食べる人。それでも、それでも、それでも。 2014年2月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 色々な経緯があって、なんとかリスタートを迎えて、ほっとして、緩んで、身体はきっと正直な反応を見せたのだと思う。驚いたけれど、ひととき、身体を …
雑記 失敗とチャンスは表裏一体 ~障害という個性に同情をしたのではないのだから 2014年2月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 耳の聞こえない作曲家。その楽曲を実際に作っていた新垣氏が、一時は大学を辞めることになったものの、学生たちの署名活動により処分が保留になったと …
雑記 明石に雪がやってきた! ~音符の心を生きていよう 2014年2月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石に雪がやってきた! 素手で作るには限界があって、雪だるまはどうしてもミニマムサイズになってしまう。ネット上にアップされてい …
動画 雪を喜ぶパンダの無邪気 ~降れ、降れ、積もれ、瀬戸内に。 2014年2月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トロントの動物園で撮影された、雪を喜ぶパンダの様子。 http://youtu.be/abWSh52yjZI 動物だって喜ぶ非日 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]曲がり角ばかり呼んでもいないのに/西村みなみ 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ため息で汚れそうな曲がり角を、軽やかに表現する。もちろん、それぞれの角には傷も涙もあったのだろうが、その都度、骨は強くなっていったのだろう …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]許すこと覚えた声が丸くなる/原正吾 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この世の中で一番難しいのは許すことなのではないかと思う。黒く赤く燃えた炎を消すことができず、僕の心はいつも虚しく汚い。それでも、いつか見返 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]すぐ消える昭和家族のシャボン玉/宮本緑 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2025年は昭和100年に当たるそうだ。僕は昭和51年製のシャボン玉。父や母、弟や愛犬たちの記憶を閉じ込めて、屋根へゆっくりと昇る。父はり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]教室の中で歪んでいく背骨/埜藤裕子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 幼稚園児の頃の記憶。プランターの花はまっすぐに伸びて、チューリップの歌を何度も口ずさんだ。あの花は、横に並んだ色たちをうかがうこともなく、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]お守りが事故車の中で揺れている/川人良種 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 加害者や被害者にも名前があって、誕生の際、親御さんはどんな祈りを込めてこの字を選んだのだろうと考えてしまう。その先の哀しい運命を浮かべるわ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピア …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]迷ったらまた原点に戻ろうよ/八木田幸子 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大阪梅田の地下迷宮で、僕はいつも人の海に溺れてしまう。前後左右、どこにいるのか、どこに行きたかったのか。迷ったら空を探すことだ。太陽は規則 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]胃カメラは知ってる君の気の弱さ/鈴木かおる 2025年3月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 外の世界のあんなこんなで痛めつけてしまった内臓に、申し訳ないと思うことがある。悔しさに泣き、怒りに震え、強くなれなかったとき。胃は寄り添う …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]美しくそしてゆっくり老いる日々/竹部修清 2025年2月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 限られた字数の世界で、あえて「そして」という接続詞を用いることが、ふたつの理想を効果的に強調した。そう、美しく、そしてゆっくり老いていくこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]落丁のページは胸の奥にある/山下華子 2025年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あの日からずっと続くはずだった物語。背中を見送った日の涙は笑い話にするけれど、破りとった一枚のページは、今も詩の源泉になっている。続編を妄 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]傘マーク 鼻歌になる雨蛙/長崎瑞竹 2025年1月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 デートの日、悪友はいつも雨を待ち望んでいた。曰く「50センチの距離に近づけるから」とのこと。僕は当然、てるてる坊主で意地悪をした。晴れるこ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]夕焼けを鞄につめた夜が来る/遠藤より子 2025年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 胸に迫るあの情景を、鞄につめこんでしまう。そんな夜はいったい、どんな語らいがふくらむのだろう。「生かされている」と謙虚に思う姿勢も良い。た …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]地に落ちてじっと季を待つこぼれ種/井上高島 2025年1月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 谷川俊太郎さんは、いつもどこかで朝が始まっていると言った。どこか終焉を感じさせる「夕陽」や「散る」という言葉も、始まりにつながっていく序章 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]蛇行して一人前の川になる/平松直樹 2024年12月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今僕のいるこの場所がはたしてまっすぐなのかどうかは分からないけれど、振り返れば、うんと右に在り、左にいては怒られ、呆れられるような日々があ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]青春の甘いあの日ももう更地/新貝里々子 2024年12月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 初夏の月に見守られてふたつの影をひとつにした公園のベンチ。今はもう撤去されて、その前を小さな子どもたちが走り回っている。あの日よりうんと伸 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]廃屋の窓辺に鳴らぬオルゴール/川村やまと 2024年11月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 オルゴールを囲んだのは、愛だっただろうか団らんだっただろうか。もう、その温かい光景には及ばず、廃屋のオルゴールは窓の外を眺めて余生を過ごし …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]甘えてもいいかと聞けばいいと猫/吉田佐知 2024年11月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 動物たちはけっして言葉を話すわけではないけれど、その分、いつも温かな空気になって部屋をやわらかくしてくれる。 あさろうたをクッション …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]鉛筆を静かに研いでいる夜更け/倉本智子 2024年11月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方の静寂に、今ここは僕の世界だと思うことがある。走り出したくなる衝動が湧いて、朝は決意に満ちた時間だ。今日という日を描いていく強い覚悟 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]太陽と風に会いたい水中花/中村優実子 2024年11月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ああそうか、と思った。コップの中でひとを和ませる造花や鳥、魚などの玩具たちは、透き通る内側にいても、けっして太陽には触れず、風を聞かない場 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]アンテナを真っ直ぐ立てて生きている/倉本智子 2024年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 噂話だったり悪口だったり。負を帯びた話に目も耳も向ける必要はないのに、右へ左へ、僕のアンテナは無限に受信を続けようとする。澄んだ水を受けれ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]浪費している人生の砂時計/とがみかつすけ 2024年10月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たとえば18歳だったころを思い出してみる。部活動に勤しみ、受験勉強に苦しみ、恋を追いかけては切なさを知った青春時代。さて、では、はたして、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子 2024年9月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]燃える恋出来ぬ哀しき雪女/みぎわはな 2024年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情熱的な恋のできない雪女の悲哀を詠んだユニークな句。熱を帯びた感情を持ってしまえば、彼女の命は一瞬で潰えてしまう。つまり、冷凍庫のなかで愛 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]君だけのたったひとつになりにゆく/末盛ひかる 2024年7月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句の下五が「なりたくて」だと、ただの願望になってしまい、動かない位置から君に憧れているだけの様子を詠うものになってしまう。語尾を「なり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]そして子は飛び立つ母の滑走路/辰巳和子 2024年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんが歌う『生命』という曲の中に、「この子の人生を見届けられるなら最後まで見守ってあげたいと思うね」という一節がある。そう願うも、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]藤棚の下で待とうか待たそうか/新貝里々子 2024年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 妖艶にひとを魅了する蔓性の藤は、何かに絡んで成長をしていく。この句は、ひとは誰かにもたれて生きていく生き物であることへの暗喩なのかもしれな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]カラフルな爪で三つ指つかれても/三好春美 2024年6月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三つ指。 辞書には「親指、人差し指、中指の3本の指を床について、ていねいに礼をすること」と書いてある。家庭内の軽い挨拶の意味ではない …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]最後までひとり芝居を演じ切る/上田ひとみ 2024年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さな会社を経営して20年近くになる。会合やお付き合いの席で見せる顔は仮面のそれ。どんな脚本の中にいて、今、自分はどんなキャストを演じてい …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]星巡る楽観してもしなくても/赤井花城 2024年5月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 軽やかに生きている人たちは決断が早い。僕はそんな憧れたちの存在を、いつも足踏みしながら眺めている。夜は長く、やがて朝が来たら動かなければな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]不器用な口でもロマン持っている/石田酎 2024年5月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛を語らないからといって、愛を持たないわけでない。むしろ、秘めたる情熱ほど燃え上がりやすいような気もする。はて、ということは、饒舌にロマン …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …