業務日記 僕の経営者としてのルーツ 〜最初から経営者になることを約束されていなかったということ、裏の世界を覗いてきたということ 2017年8月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 世間は盆休み、とて、中小零細企業にそんなものは関係なく、僕は僕の毎日を過ごす。 いつもは車の往来が激しい大阪の真ん中、レンズを向ける僕 …
雑記 朝型の生活ばーさす夜型の生活 2017年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 領収書の入力、終わったー。「7月中には必ず終えますから」と税理士さんに約束していた作業、たったいま終わったー(だめだめ人間)— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata …
雑記 人や場所から得られるエネルギーを自分のなかに取り込んでいくということ 2017年8月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 会いたい、合いたい、見たい、触れたいと、触感が対象を求めたがるのは、その人や場所から得られるエネルギーを自分のなかに取り込みたいと思うからな …
雑記 僕はジャニーズの嵐のメンバーではありません 2017年8月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 会議。 会議 pic.twitter.com/DSwyp2v9qU— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2017年8月10日 同友会の会議には …
雑記 見えないから恐怖、言語化をする重要性 2017年8月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 奥歯の治療が終わる、実に二か月。 僕はこれまでの人生でずっと「世の中で歯医者さんが一番怖い」と伝え続けてきたのだけれど、今の先生に出会ってからは定期的に通えるようになった。何 …
音楽 ピアノごとの表情、ライブ終了 2017年8月8日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ライブ終了。久々にキーボードではなくピアノ。同じ鍵盤だけど、やっぱり違う。自分を投影できるのはこっちだなー。楽しかった。— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) …
雑記 商売をするものは皆、余韻から逆算して行動と言葉を組み立てていかなくては 2017年8月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 台風来る。夜は会議、終えて、皆でラーメン屋さんへ。味はともかく、さすがにどうだろうと思う接客に色々なことを考えさせられた。どれだけ良い商品を …
雑記 必要なバカとして役割を担う 2017年8月6日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 同友会の納涼会で、去年と同じ、赤穂のくいどうらくさんへ。 次の世代の人たちにこの役割も譲っていくべきだなぁと考えながら、往復のバスでは司会を務める。盛り上げ役とか怒られ役は、 …
雑記 「もうはまだ」「まだはもう」 ~まだまだという姿勢の先にある世界 2017年8月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 少しだけやってみて「もう分かった」という気になってその場を去っていくのではなく、「まだ分からないから」と試行錯誤を継続する。この「もう」と「 …
雑記 父を見送る日の朝も歯磨きをした ~習慣とは、継続とは 2017年8月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 少しだけやってみて「もう分かった」という気になってその場を去っていくのではなく、「まだ分からないから」と試行錯誤を継続する。この「もう」と「 …
雑記 涼風至るころの夢を見て 2017年8月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 お盆過ぎまでバタバタする、ニシバタする。これを潜り抜けたら、飲みにいきたいな。なんというかその、しみじみと飲む感じで。— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2 …
雑記 僕たちの仕事は、手段と手段が組み合わさってできたものではなく、目的からの逆算に存在するものだと信じたい 2017年7月31日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ファミレスで行われている前川企画印刷の決算書作成が、どう見ても振込詐欺の入金確認光景です。ありがとうございます。写真は主犯の @saruq …
雑記 空気圧の点検が有料だったこと、サービスには目に見えない価値が含まれているということ 2017年7月30日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ガソリンスタンドで空気圧の点検をお願いしたところ、タイヤ一本につき50円の費用がかかると言われた。空気圧で費用を請求されたことはなかったので …
iPhone/モバイル/PC/NET 手のひらにちょこんと載るミニミニノートパソコン、GPD Pocket届く 2017年7月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 2月に出資していたミニノートパソコンGPD Pocketが届く。手のひらにちょこんと載る小さな小さな小さな可愛いやつ。 旅に出れば荷物 …
雑記 「伝えたいこと」はお客さんにとって手段であり、目的ではない。 2017年7月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「伝えたいこと」はお客さんにとって手段であり、目的ではない。 先日行った経営者のためのコピーライティング講座に参加してくださった方から …
情報 草野タローくんとにしばたやすたかくん 2017年7月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Yahoo Kaen店にて、草野タローくん好評販売中。 おっさんながら、可愛い小物が大好きな僕が「こういうキャラクターが世の中に存在したら、愛しくてたまらない」とお願 …
同友会 任せるということの難しさ、任せられるということの有り難さ 2017年7月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 姫路で会議、のち、メンバーでビアガーデンの約束も雨で流れる。懇親会は場所を変更して、姫路駅近くの麦笑家さんにて。世界のビールが35種以上飲め …
雑記 吉田沙保里さんが大好きだ ~「口角を上げて笑われる」のが嫌いな僕に~ 2017年7月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 吉田沙保里さんが大好きだ。プロスポーツ選手としての魅力はもちろんだが、ひととして、女性として、惹かれるところがたくさんある。彼女のtwitt …
iPhone/モバイル/PC/NET 「お得な情報を発信していますよ」の相手方は「読まされています」という状況にいるのだという想像力って大切だ。 2017年7月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「SNSは一方的な発信ツールじゃない!コミュニケーションツールなのですぞ!」というFacebookに書かれたのであろうメッセージが、twit …
業務日記 あなたは管理職、あなたはリーダー。あなたはワンマンで、あなたはただのぼんぼん ~田中角栄さんに学ぶ人を巻き込むチカラ~ 2017年7月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この人は管理職だなぁ、こっちの人はリーダーと呼ぶにふさわしい。あぁ、あの人はワンマンで、あっちの人はただのぼんぼんだな。 ……リーダー …
業務日記 相手から話しかけられるような仕組みを作ることが商売の根幹 ~「お得な情報ですよ」なんて言葉には、誰も反応しないってことを伝えていきたい 2017年7月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 資金などのリソースが限られる中小企業にとって、「発信の継続」は世界とつながる唯一の手段といっても過言ではない。自分はブログやSNSを活用する …
雑記 自信を持つこと、自信を持ちすぎること、伝えるものではないこと、伝わるということ 2017年7月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自分という人間にこれっぽちも自信が持てないので、頼りにされ、必要とされると嬉しくなる。そうして引き受けたことの多くが同じ時期に集中してしまっ …
情報 【バンド演奏】2017/8/8、Zafiroハノンナイトに出演します!【ライブ告知】 2017年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 神戸は三宮、ライブバーサフィーロさんのライブイベント「ハノンナイト」に出演します。 一年前のライブ当日、双子の兄がライブ会場に向かう途 …
雑記 あなたのお店には飽きましたが、でも、違う新しいお店で、あなたの作ったラーメンは食べ続けたいと思います。つきましては、あなたのラーメンのレシピを新しいお店の方に伝えてもらえますか 2017年7月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「あなたのお店には飽きましたが、でも、違う新しいお店で、あなたの作ったラーメンは食べ続けたいと思います。つきましては、あなたのラーメンのレシ …
業務日記 言葉は武器にも盾にもなる。実績は過去、寄り添う気持ちは未来。 2017年7月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 コピーライターとしてこんな感じの仕事をしていますよ、と作風(雰囲気)を伝えるページを作ってみた。 http://www.kotoban …
雑記 Twitterを始めて10年が経った記念日 2017年7月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Twitterを初めて10年が経ったらしく、Twitter社から記念日を祝して画像が送られてきた。 Twitterに登録してから10年が経ったそうです。#MyTwitterA …
業務日記 前川企画印刷のメンバーたちによる、夏休み、お子様向け「ノートを手作りしよう」イベントやります! 2017年7月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 タイトルそのまんまですが。 http://kobe-maekawa.co.jp/press/archives/2361 うちの会 …
業務日記 連続磁気傷害殺人事件 2017年7月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 またやってしまったのである。 「磁気不良ですね、新しい通帳に交換しておきますので、スマホケースの磁気に気を付けてくださいね」「分かりました、お世話になりました」と笑顔で答えな …
ブログ論 ブログを継続することによって、「自分の場」は踏み固められてきた 2017年7月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自分の通ってきた道だから「そこには落とし穴があるよ」と言ってあげることができる。でもそれを、求められもいないのに教えたら「お前に何が分かる」 …
雑記 オリジナル曲への挑戦 ~やっぱり表現者でありたいのだ。 2017年7月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 バンドメンバーが集まって緊急ミーティング。表現したい者同士の集まりだと、個性がぶつかりあって衝突してしまうこともある。特に、文字だけで交流が …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]廃屋の窓辺に鳴らぬオルゴール/川村やまと 2024年11月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 オルゴールを囲んだのは、愛だっただろうか団らんだっただろうか。もう、その温かい光景には及ばず、廃屋のオルゴールは窓の外を眺めて余生を過ごし …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]甘えてもいいかと聞けばいいと猫/吉田佐知 2024年11月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 動物たちはけっして言葉を話すわけではないけれど、その分、いつも温かな空気になって部屋をやわらかくしてくれる。 あさろうたをクッション …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]鉛筆を静かに研いでいる夜更け/倉本智子 2024年11月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明け方の静寂に、今ここは僕の世界だと思うことがある。走り出したくなる衝動が湧いて、朝は決意に満ちた時間だ。今日という日を描いていく強い覚悟 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞日記]太陽と風に会いたい水中花/中村優実子 2024年11月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ああそうか、と思った。コップの中でひとを和ませる造花や鳥、魚などの玩具たちは、透き通る内側にいても、けっして太陽には触れず、風を聞かない場 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]アンテナを真っ直ぐ立てて生きている/倉本智子 2024年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 噂話だったり悪口だったり。負を帯びた話に目も耳も向ける必要はないのに、右へ左へ、僕のアンテナは無限に受信を続けようとする。澄んだ水を受けれ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]浪費している人生の砂時計/とがみかつすけ 2024年10月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たとえば18歳だったころを思い出してみる。部活動に勤しみ、受験勉強に苦しみ、恋を追いかけては切なさを知った青春時代。さて、では、はたして、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ラの音に包まれている五月晴れ/戸田わか子 2024年9月4日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 元々は梅雨の晴れ間のことを五月晴れと呼んだが、今は五月の晴天をそう呼ぶこともすっかり定着した。言葉の使い方は変化していくが、こぼれるような …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]燃える恋出来ぬ哀しき雪女/みぎわはな 2024年8月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 情熱的な恋のできない雪女の悲哀を詠んだユニークな句。熱を帯びた感情を持ってしまえば、彼女の命は一瞬で潰えてしまう。つまり、冷凍庫のなかで愛 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]君だけのたったひとつになりにゆく/末盛ひかる 2024年7月29日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この句の下五が「なりたくて」だと、ただの願望になってしまい、動かない位置から君に憧れているだけの様子を詠うものになってしまう。語尾を「なり …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]そして子は飛び立つ母の滑走路/辰巳和子 2024年7月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 松山千春さんが歌う『生命』という曲の中に、「この子の人生を見届けられるなら最後まで見守ってあげたいと思うね」という一節がある。そう願うも、 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]藤棚の下で待とうか待たそうか/新貝里々子 2024年7月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 妖艶にひとを魅了する蔓性の藤は、何かに絡んで成長をしていく。この句は、ひとは誰かにもたれて生きていく生き物であることへの暗喩なのかもしれな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]カラフルな爪で三つ指つかれても/三好春美 2024年6月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三つ指。 辞書には「親指、人差し指、中指の3本の指を床について、ていねいに礼をすること」と書いてある。家庭内の軽い挨拶の意味ではない …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]最後までひとり芝居を演じ切る/上田ひとみ 2024年6月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 小さな会社を経営して20年近くになる。会合やお付き合いの席で見せる顔は仮面のそれ。どんな脚本の中にいて、今、自分はどんなキャストを演じてい …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]星巡る楽観してもしなくても/赤井花城 2024年5月27日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 軽やかに生きている人たちは決断が早い。僕はそんな憧れたちの存在を、いつも足踏みしながら眺めている。夜は長く、やがて朝が来たら動かなければな …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]不器用な口でもロマン持っている/石田酎 2024年5月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 愛を語らないからといって、愛を持たないわけでない。むしろ、秘めたる情熱ほど燃え上がりやすいような気もする。はて、ということは、饒舌にロマン …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]母はもう父と逢えたか 冬銀河/藤本健人 2024年5月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 澄んだ空気、長い夜。冬は宇宙までが近くなり、僕たちは逝ってしまった存在たちを浮かべては安らかな日々を祈る。拙作に『死んですぐ謝ることを決め …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]おみくじの吉は信用しない能登/藤原紘一 2024年5月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一年でいちばん「おめでとうございます」という挨拶が行き交う日に、能登半島で大地震が起こった。その土地に生きる人たちにとって、この日はこれか …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]友の背の丸さに無沙汰詫びている/倉本智子 2024年5月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 大学時代はまだハンバーガーが100円くらいで買えた。5つを重ねてぎゅっと口に押し込む。僕らはそれを「ファイブバーガー」と呼んで笑い合った。 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]消しゴムで消してしまえる程の過去/鈴木尚子 2024年5月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 過ぎてみれば人生のほとんどに、何をそれだけ沈み、憂うことがあったのだろうと思うことがある。「思い出」という言葉からは甘さと切なさが、「過去 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]捨てられぬ本と瞳があう夏の部屋/嶋村幸 2024年5月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 読書感想文という夏休みの宿題があったせいだろうか。記憶の中の本棚は、太陽と蝉と扇風機を連なって立ち上がってくる。いつか、いろいろなことが落 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]ヒロインを気取りヒールを高くする/倉本智子 2024年5月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ジョギングに行く、信号で止まる、ストレッチをする。そのとき僕はイチロー選手になる。車を運転する、助手席からカメラを向けられている想像をする …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]生きている恐い世界の真ん中で/平松直樹 2024年5月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 通りを行く人たちに肩がぶつからないよう小さく歩いても、いま、ここは世界の真ん中なのだ。作者はそれを「恐い」と言った。なんという実感のこもっ …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]八日目の蝉は命を懸けて鳴く/谷口修平 2024年5月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 出逢い、残すために鳴く八日目の蝉たち。命はもうエキストラタイムだ。対して、僕たちは生まれた瞬間から余命を生きている。「まだ明日がある」と今 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]いつ迄も光っていたいペンの先/戸田わか子 2024年5月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 子どもの頃、体育の授業が大嫌いだった。跳び箱は山の如く、鉄棒は氷の如く存在して僕の視界を暗くした。何の取り柄もなかった自分だが、作文だけは …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]善人の仮面を外す二十二時/遠藤より子 2024年5月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 明石家さんまさんは、いつもあのテンションで人を笑わせるのだそう。裏表なく、ずっと同じ態度で人と付き合える人はすごいと思う。二十二時。夜、一 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]立ちすくむ君の背中に泳ぐ月/末永小娟 2024年5月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 立ちすくむという表現に見る絶望、悲哀。その背中に、月は泳いでいる。この「あはれ」を織り込んだ情景と情緒とのコントラストに強く惹かれた。止ま …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]トモダチが見つかりそうな虫図鑑/妻木寿美代 2024年5月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 楽しい。友だちではなくトモダチと表記する。外国の方がカタカナでそう伝えるように、作者は昆虫たちをトモダチと書いて、異文化を持つ同等の存在で …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]人生の第三幕のプロローグ/中島敦子 2024年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 四十代後半になって、一気に後輩が増えた感がある。病気をして入院もした。自分はいわゆる現役世代、その後半に足を踏み入れたのだなと思う。これか …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]疑問符を集めわたしの辞書にする/こやまひろこ 2024年5月11日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 味方ではなく、辞書と表現したところに作者の強い意思が表現されている。味方は揺らぐものだが、辞書は絶対的存在。その強い言葉に対して、「違和感 …
川柳鑑賞 [川柳鑑賞]肩書きが多くさてさて何者か/𠮷田佐知 2024年5月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わかる。すごくよくわかる。肩書きのたくさんある名刺をいただくことがある。よくわかる。「全日本肩書きを並べて自尊心と虚栄心を満たしてしまう委 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない/法橋ひらく 2015年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 フェイクファー風を含んで湿りだす守りたいのは正しさじゃない 法橋ひらく それはとても速くて永い (新鋭短歌シリーズ) べき …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように/岡野大嗣 2015年3月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように 岡野大嗣(twitter/blog「第2ファスナー」) サイレンと犀 (新鋭 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ/岡野大嗣 2014年12月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Amazonでサイレンと犀を購入すると、特典に安福望さんのポストカードがついてきた。安福望さんはこの本の装画と挿し絵を描いている方で、神戸の …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず/吉川宏志 2014年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 自殺者の三万人を言いしときそのかぎりなき未遂は見えず 吉川宏志 燕麦―吉川宏志歌集 (塔21世紀叢書) 新しい看板のまま、 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり/中村偕子 2014年10月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 三月の十日の新聞手に取れば切なきまでに震災前なり 中村偕子 変わらない空 泣きながら、笑いながら 東日本大震災を経験した五 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり/松村正直 2014年10月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 トングにて肉の赤きを返しつつこの四半期をねぎらわれおり 松村正直(blog) 午前3時を過ぎて (塔21世紀叢書) 空想で …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた/中畑智江 2014年10月3日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 多すぎる言葉を払い落したらきれいな空が広がっていた 中畑智江 同じ白さで雪は降りくる (新鋭短歌シリーズ15) 「愚痴なら …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど/石川啄木 2014年9月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 かの時に言ひそびれたる大切の言葉は今も胸に残れど 石川啄木 一握の砂 血圧や呼吸、心拍を伝える集中治療室のモニター。僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話/杉崎恒夫 2014年8月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 風鈴の思い出しては鳴っているあれはゆうべの星との会話 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 縁側、冷たい水。蝉の声、高校野球の実況中継 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々/笹井宏之 2014年8月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 だまし絵に騙されあっていましたね でたらめにうつくしかった日々 笹井宏之 てんとろり 放課後や夏休みは永遠に続くように思わ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする/木下龍也 2014年5月28日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 新しい朝が来たけど僕たちは昨日と同じ体操をする 木下龍也(twitter) つむじ風、ここにあります 新しい朝という言葉に …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷/山崎聡子 2014年5月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 助手席のクーラーからは八月の土のにおいが漏れて 遠雷 山崎聡子(twitter) 手のひらの花火 歌人の穂村弘さんは、この …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい/東直子 2014年5月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あと少しのぼれば空が見えますよ抱きしめているもの捨てなさい 東直子(twitter) 十階 短歌日記2007 荷を背負った …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている/大森静佳 2014年4月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 夕空が鳥をしずかに吸うように君の言葉をいま聞いている 大森静佳(twitter) 歌集 てのひらを燃やす (塔21世紀叢書) …
短歌鑑賞 穂村弘さん監修の「はじめての短歌」に呻りっぱなし ~穂村弘さんってどんな人? 2014年4月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「短歌で自己表現をしたい」「短歌がもっと上手になりたい」と思う人には最適な教科書であるのは勿論、穂村弘さんならではの文体が読み物としても面白 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる/天道なお 2014年4月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 Googleにホットスポット記されず北北東の風に吹かれる 天道なお(twitter/blog) NR 何年も通った校舎の前 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております/笹井宏之 2014年4月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 わたくしは水と炭素と少々の存在感で生きております 笹井宏之 ひとさらい 昨日歩いた道のどこかで見かけたタンポポの数を僕たち …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない/杉崎恒夫 2014年3月13日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 さみしくて見にきたひとの気持ちなど海はしつこく尋ねはしない 杉崎恒夫 パン屋のパンセ 作者の杉崎さんは大正8年生まれ。20 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶/木下龍也 2014年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たくさんの孤独が海を眺めてた等間隔に並ぶ空き缶 木下龍也 つむじ風、ここにあります ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており/小島なお 2014年1月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 降りだせる雨に気づけるきみを見て恋の終わりを予感しており 小島なお サリンジャーは死んでしまった クロージングやデート。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない/中島裕介 2014年1月12日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 真実がもしも山なら君たちが登ったところで徒労ではない 中島裕介 もしニーチェが短歌を詠んだら 効率のいい方法、近道。 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり/今上天皇(平成) 2014年1月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 あまたなる人の患ひのもととなりし海にむかひて魚放ちけり 今上天皇(平成) 天皇陛下:水俣など訪問地を題材に短歌 天皇陛下は …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる/笹井宏之 2014年1月9日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 たっぷりと春を含んだ日溜まりであなたの夢と少し繋がる 笹井宏之 えーえんとくちから 理論は統計で、統計は感情や思惑の積み上 …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう/吉田恭大 2014年1月7日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 知り合いの勝手に動く掃除機を持っていそうな暮らしをおもう 吉田恭大 短歌研究 2013年11月号 スタートラインは同じだっ …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう/東直子 2014年1月2日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう 東直子 十階 短歌日記2007 明石駅に降り立った父は、ホーム …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね/笹井宏之 2013年12月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そのゆびが火であることに気づかずに世界をひとつ失くしましたね 笹井宏之 え-えんとくちから 「人それぞれ」とお題目のように …
短歌鑑賞 [短歌鑑賞]忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない/小島ゆかり 2013年12月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 忘れてはならぬ何かを念のため記したはずのあのメモがない 小島ゆかり 純白光 短歌日記2012 忘れっぽい人のことを集中力や …