川柳 【川柳】笹の葉は揺れて 刺されぬ世のことを ばた 2008年8月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そう、なってしまったコト。いつか当たり前だった平和や安全。いま、祈らなければならないものへ。だれかを信じなさいという言葉や教え。いま、人を疑 …
川柳 【川柳】笹の葉は揺れて 刺されぬ世のことを ばた 2008年6月22日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そう、なってしまったコト。いつか当たり前だった平和や安全。いま、祈らなければならないものへ。だれかを信じなさいという言葉や教え。いま、人を疑 …
川柳 【川柳】新緑のどこか いつかの肩車 ばた 2008年4月24日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 どこまでも響く口笛の景色だった。鳥と同じ高さにいて、僕は空を独り占めしたがった。風は薫って、いまも、懐かしく、耳に届いて、こえは、とっても温かい。父さんは、もう、居ないようで、僕は …
川柳 【川柳】目尻にも春 泣き虫はもういない ばた 2008年4月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 春を泳いで、明日を見つけた。こぼれ始めた笑顔、迷いのない決意。もう、きっと大丈夫な君は、追い風に吹かれ始めた。どんな繋がりを持つ、これからの …
川柳 【川柳】初七日の後 骨壷と丸い背と ばた 2008年3月1日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 「これまで」の区切りがついて。ふと、「これから」の風が流れた。桜の校門胸に抱いた希望のようなどんな明るい未来を抱くというのだろう。何も語らず、何も聞こえず。ふと、「これから」の風を …
川柳 【川柳】もう誰も怒ってくれぬ夕茜 ばた 2008年2月21日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 叱ってくれる人を大切にしたい。叱られて反省のできる、器を持ちたい。夕焼け小焼け、発展途上。こころ、からっぽの場所、身にしみて、照らされて。ありがたくて、ひとりじゃなくて。=== …
川柳 【川柳】やられては笑ってくれた 鬼は外 ばた 2008年2月20日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 笑い声に満ちた景色ほど いま懐かしくて切なくてそんな空気を作ってくれていたことにやっと気付いて 気付かなくてこれまでを ゴメンね また きっ …
川柳 【川柳】ランドセル抱いて 百人祈る母 ばた 2008年2月19日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 誰にいじめられるでもなく誰を傷付けるでもなくどんな笑顔のときにもどんな悲しみに触れるときにもよこに まわりに そばに ずっと温もりの宝もの …
川柳 【川柳】君が好き そして欠伸の移る距離 ばた 2008年2月18日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 告白の勇気、そばにいる安堵。くつろいだ温度、高まる期待。やっぱり、やっぱり、君が好き。君のそばで良かった、君のそばで良かった。=== 【入 …
川柳 【川柳】膝を曲げ今日のドラマを聞いてやる ばた 2008年2月17日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一緒に笑って、怒って、泣いて。おんなじようにしてくれたから、優しくなれました。その高さにいてくれたことが、いま、とても懐かしく、温かいのです …
川柳 【川柳】父さんに似た人ですと言う正座 ばた 2008年2月16日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ぐぅ、そう言われてしまってのヘの字。だって、あんなに小さかったのに。ずっと、こんなに大切にしてきたのに。だめだなぁ男って、まるで、クイズに困 …
川柳 【川柳】転移した場所を静かに撫でていた ばた 2008年2月15日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 なぜ? を声に出すこともなく。静かに、祈りを込めて。手のひらの「どうか」。ココロからの「どうか」。=== 【掲載】転移した場所を静かに撫で …
川柳 【川柳】それぞれの秘密を消していく火葬 ばた 2008年2月14日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 それを罪悪と呼ぶ人もありましょうが。それを守り通せたことに、少しばかり敬意を表して。良かったね、だとか、今度こそはね、だとか。悪戯な想い。僕 …
川柳 川柳の作り方 / 川柳誌、無料で差し上げます。 2008年1月25日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今週の土曜日は、久しぶりに地元・明石蛸壺の会の川柳句会に顔を出そうと思っている。そこで、今日は川柳句会について少しだけ。予め用意されたお題に …
川柳 【川柳】別離から三日 玉子を割っている ばた 2007年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 ふっきれたのか。涙を流すための、「生」をいただいているのか。肩を落とす淋しさも、生きているからこそで。=== 【佳作】別離から三日 玉子を …
川柳 【川柳】鉄筋の妻で私は立っている ばた 2007年11月23日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 兄弟でさえ出来ない喧嘩も。親子でさえ持ち得ない温度も。夫婦には色々あり、おとこは、強い顔をしてみせながら。判断を委ねて、安心をし、悔しがったりもする。つまり、母になる強さに、おとこ …
川柳 【川柳】鰯雲 何が始まり終わったか ばた 2007年10月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 秋は確かに、その時を目撃していた。きっかけにして走り始める人の、言い訳にして物語を終えようとする人たちの、ほんのドラマの数々を透き通る 高い場所から 見守っていた。涙の味を覚えてい …
川柳 【川柳】そしてまたひとを許して神様は ばた 2007年10月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 今度こそはっ神様の呟き、神様のため息。曇天である理由はそんなところなのかもしれない。空を越えていく放物線は虹であるはずが誰かを傷付けるための …
川柳 【川柳】焼香の順序 ひそひそ声がする ばた 2007年10月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 追伸そんなわけで、うっかり忘れておりましてどうぞ、安らかにお眠りください。=== 【掲載】焼香の順序 ひそひそ声がする ふあうすと2 …
川柳 【川柳】タッパーの音 故郷は秋祭り ばた 2007年10月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 そこに置いてきたものがあります。そこに飛ばしているものがあります。そこから飛んでくるものがあります。僕は その線の温もりを 時々は思い出して嬉しいような、罪悪感のような複雑な気持ち …
川柳 【川柳】どの空を向いて黙祷しましょうか ばた 2007年10月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 花火なら良かったね。あの空に、この空に、また昇っていく。きりがないね、だからもう。そんなボタン 壊れてしまえばいいのにって。大人でなくても …
川柳 【川柳】悪友はどこ バス停は空の下 ばた 2007年10月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 いつ よーいドン どこへ よーいドンみんな一緒だったのにね。誰が 背伸びを始めたか。 誰が 無理をしていたか。バス停は風に吹かれていて 待っている。おーい、のんびりでいいぞって。古 …
川柳 【川柳】整頓の過ぎて発覚するドラマ ばた 2007年10月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 前略 中略 後略。いやな汗だねぇ、男ってやつは。=== 【佳作】整頓の過ぎて発覚するドラマ 月刊川柳マガジン2007年10月号 川柳道(「部屋」雫石 隆子選) …
川柳 【川柳】死にたいと言い秋刀魚など焼いている ばた 2007年10月26日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 秋がやってきましたなぁ、今年も、今年も。=== 【掲載】死にたいと言い秋刀魚など焼いている ふあうすと2007年10月号 全人 …
川柳 【川柳】子の憂い聞いてやるのも聞かぬのも ばた 2007年9月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 何も聞かずにそっとしていてくれた。夜明けまで、ずっと聞いていてくれた。一生懸命だった、想いの数々を。いつも、包んでいてくれましたね。ありがと …
川柳 【川柳】夏祭り 逢いたい人のもういない ばた 2007年9月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 浴衣の波 賑やかな声毎年大人になっていく僕の 手持ち無沙汰の理由それは君なら知っているそんな君には もう逢えないけれど=== 【掲載】夏祭 …
川柳 【川柳】飛ぶ空も追う子も消えた赤とんぼ ばた 2007年9月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 一番星を競った顔はがりがりと 鉛筆 かちかちと 携帯懐かしい風の吹く季節深呼吸したって きっといいはずの 優しい季節=== 【掲載】飛ぶ空 …
川柳 【川柳】曇らないバッジ雲っていく未来 ばた 2007年9月10日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 緑はそよぐ 朝風に希望の船出 呼び交わす明るい瞳 清い眉おゝ 明石 明石古い誇り 若い力未来の空は 晴れている僕らの卒業した、明石小学校の校 …
川柳 【川柳】神風の予報 祖国の生産者 ばた 2007年8月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 砕け散るための魂を産み落としてしまった、そんな昭和の後悔。今は、平成という時代にいて。もう、そんなはずはないという、確かな自信がなんだか、少し揺らぎ始めていて、海に、空に、祈るのは …
川柳 【川柳】帰り道逃がしてあげた夏休み ばた 2007年8月5日 batacchi 川柳と短歌をこよなく愛する明石のコピーライターの日記 空へ、川へ、土へ、戻っていく命たち。今日の景色をありがとう。絵日記に書いた、麦わら帽子のいちにち。 お母さんと。=== 【掲載】帰り道逃がしてあげた夏休み ふあうすと200 …