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[川柳鑑賞日記]コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗

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封鎖されたピアノは寂しそうな顔をして待っていた。開かれることを、誰かが奏でてくれることを。下手な音符にピアノは微笑んで、得意なリズムにピアノは歌う。在るべき場所に在って、それぞれが役割を担って僕たちの心は潤い合う。今日を生きている君の楽譜も、僕の第三楽章です。

コロナ禍とお別れをした駅ピアノ/山口早苗
川柳ふあうすと 2025年1月号

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