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[川柳鑑賞日記]傘マーク 鼻歌になる雨蛙/長崎瑞竹

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デートの日、悪友はいつも雨を待ち望んでいた。曰く「50センチの距離に近づけるから」とのこと。僕は当然、てるてる坊主で意地悪をした。晴れることを祈る人もいれば、雨に歌う人もいる。今日も誰かが空を見上げては、祈ったり、悪戯をしたりするのだ。空だけが覗く、悲喜こもごものすべて。

傘マーク 鼻歌になる雨蛙/長崎瑞竹
川柳ふあうすと 2024年12月号

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