いま、神さまが現れて、ふたつ、願いごとを叶えてやろうと言ったとすれば。
僕は迷わず、眼に注射の必要がない「元通りの身体」を求めるだろう。どれだけ嬉しいことがあっても、(でもどうせ自分はまた、眼に注射をしなければいけな立場だ)などと、妙に卑屈になってしまう。健康は失われてはじめて、その価値を思い知るのだ。
7月か8月、遅くとも9月には注射をすることになるのだろうと思っていた。目の中で出血がある。それが浮腫みとなって、神経を圧迫する。視野にゆがみが生じる。いつものパターン。
それが今回は違った。意識して、からだの中の水分を減らしてみた。酷暑が続く中、ウォーキングを必死でした。毎日汗を流した。それが功を奏したのかどうか実際のところはわからないが、毎月の検査でも「まだ大丈夫」と言われ、9月の検査では、とうとう「先月より浮腫みが減っている」と評価を受けることになったのだ。
10月は検査のみになる。つまり、次の注射は少なくとも11月まではないということ。前回が3月だったので、今までの倍近い間隔を「稼げた」ことになる。うれしい。ほんとうにうれしい。
先生をはじめ、眼科のスタッフの皆さんも一緒に喜んでくれたのもうれしかったなぁ。
11月になるかもしれない注射を、もっと先に伸ばしていくことを目標に、これまでの習慣を、これまで通り継続してみたいと思っている。抗うのだ、不健康という悪魔に。
ところで。
神さまにもうひとつ、願いごとを聞いてもらえるのならば。
やっぱり迷わず、ぺぺ、あさろうた、ぷーすけ、ぺぺ、じゅにあ。
愛犬五匹たちと、もう一度、一緒に暮らしたいと伝えますとも。