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[川柳鑑賞]いつ迄も光っていたいペンの先/戸田わか子

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子どもの頃、体育の授業が大嫌いだった。跳び箱は山の如く、鉄棒は氷の如く存在して僕の視界を暗くした。何の取り柄もなかった自分だが、作文だけは先生からも親からも褒められることが多く、叶うものならば、いつまでも言葉を探し続けたいと思う。五感を研ぎ澄まして得たものが、ペンの先から放たれる。だから今日も、僕は風を選んで歩いていく。

いつ迄も光っていたいペンの先/戸田わか子
ふあうすと 2024年2月号

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