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[川柳鑑賞]人生の第三幕のプロローグ/中島敦子

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四十代後半になって、一気に後輩が増えた感がある。病気をして入院もした。自分はいわゆる現役世代、その後半に足を踏み入れたのだなと思う。これからのことに漠然とした不安を覚えるが、この句の作者は第二幕を飛び越えて第三幕の序章に立とうとしている。物語を続け、楽しもうとする姿勢。プロローグ。カタカナの持つ響きが追い風になっている。

人生の第三幕のプロローグ/中島敦子
ふあうすと 2024年5月号

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