川柳鑑賞 PR [川柳鑑賞]病床にためらう月を呼び寄せる/荒岡浩志 batacchi 2024年5月5日 / 2024年5月6日 記事内に商品プロモーションを含む場合があります 情感のある句だ。月。ためらう月。病床に。それを客体として人間が呼び寄せる。月は大切な人を表す比喩だろうか。それともツキを得て快癒を祈るのだろうか。まぶしすぎない月が病床の人を包んで、やわからかい闇を抜けていく。いつも通りの朝が静かにやって来る。 病床にためらう月を呼び寄せる/荒岡浩志ふあうすと 2023年9月号 ふあうすと 荒岡浩志 ▼川柳鑑賞日記に登場してみませんか?▼ 月刊ふあうすとに投句すると、川柳鑑賞日記でご紹介させていただくことがあります。お気軽にお問い合わせください。