5月1日、転院しました。
市民病院は「救う」ための病院。僕はもう命の危機は脱しましたから、肺炎が悪化しないよう新しい病院で体力の回復を待ちます。社会復帰のためのリハビリとか後遺症の問題とかは、これから考えていきます。
市民病院は素晴らしい対応をしてくださいました。まさにチーム医療。患者のリクエストはニュアンスレベルで共有され、「できない」のではなく「どうすれば実現してあげられるか」を考えようとする。
死の恐怖に向かうときは優しく強く、経過が良くなったときは大きく笑って励ましてくれました。
コロナである僕の口の中に直接薬を入れてくれて、咽せないようにして飲ませてくれる。身体を触れることを誰も躊躇しません。僕は一度も「コロナで汚れた」自分を自覚することはありませんでした。
管を通すとか、
注射をする、だとか。
医療はつい、そんなシーンを浮かべがちですが、「治ろうとする自分の身体と心」を最大限にサポートするチカラの存在があることを忘れてはいけません。
技術と慈愛に満ちたスタッフが揃ってこその「病床」なのです。
いのちを救っていただきました。
感謝しかありません。