インプットとアウトプットの”心理的な距離”を近くしたいと思う。その環境構築をずっと考えて過ごすのが好き。いわゆる「手段と目的が変わってしまう」というやつだ。
いろいろなアウトプットの形がある。書く。それも「書き出す」という感覚は思考を整理するのに役立つ。ストレス発散にもなる。
コワーキングスペースのような空間を作って、その片隅に小さなブースをつくる。そのブース内は四方が紙になっていて、誰にも見られない場所で、自分の内面や思考を大胆に書き出すことが可能・・・・・・なんてサービスを提供できたら、それなりに需要があるような気がしないでもない。
松山千春さんのコンサート(加古川市民会館)に行ってきた
加古川市民会館で行われた松山千春さんのコンサートに行ってきた。
ご本人の話によると8年振りの加古川開催らしい。そうか、前に来たのは8年前だったか。
吹奏楽部に入部して、最初に演奏したのがこの会館だった。当時も感じた年季が、今も同じような年季として”ある”。同じ場所に千春さんがいる。不思議な印象を受けた。
千春さんのコンサートには毎年、春と秋に必ず参加していて、普段は大阪や神戸に行くのだけれど、時々こうして、明石や加古川、三木や龍野などもツアーに組み込んでくれるのが嬉しい。都市部にはない、その地域ならではの熱気がある。
千春さんの歌が素晴らしいのは言うまでもない。トークも相変わらず絶好調でたくさん笑った。「いじる」って愛なんだとつくづく思う。信頼関係や愛情のないところで「いじる」のは悪意になり得る。
「マスクはいいよな、美人に見える。みんな、マスクを外さないでくれ」
「うちのバンドのメンバー、ツアー直前に離婚しやがって。縁起でもない」
「加古川は函館と同じくらいの人口らしいぞ。なのに、なぁ。加古川」
67歳。僕がファンクラブに入会したのは25年くらい前。以来、毎年欠かさずトークの本質を教わり続けているように思う。千春さんは僕の生き方のルーツだ。
「また来るよ、加古川」
「どーーーーもっ」
かっこよかった。