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明石市民病院眼科受診の日、主治医の交代。バイクに乗った山田さんはお元気だった話。

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明石市立市民病院、眼科の日。

先月両目にした注射はよく効いていたが、視力には影響のないところで出血がある。ここは注射の守備範囲外らしい。いつもと違う何かがあることは、検査をしてくださる技師さんの雰囲気や先生の語尾で分かった。

ところで先生のご出産が間近ということで、また担当医が変わることになった。次もまた若い女性の先生。自分が極度の怖がりであることをしっかり伝えておこうと思う。

「今日は怖いこと、しませんよね?」

病院に行く前、朝のジョギングに出かけたところ、兵庫県中小企業家同友会でお世話になった山田さんにお会いした。山田さんは僕より一回り以上年上の大先輩だ。

「こんな生意気な若い子が同友会に入ってきたと思ったのになぁ」

会うたび山田さんは僕にそう話す。入会してもう15年以上になるんですから。僕も年をとりましたよ、山田さん。

「後継者を見つけて、その後のことも考えていかんとあかんね」

珍しいことをおっしゃる。いつもは「西端さんみたいな人が同友会を引っ張っていかんとあかんよ」と言うのに。さては僕の身体の変調を察したに違いない。事実、僕はこのあとの病院で冒頭のような出来事に見舞われるのである。

病院で食べたサンドイッチ。たまごがたくさん使われていて美味しかった。散瞳薬を使っているので、夕方までは移動も不自由。しばらく病院で仕事を行なった。

ノートパソコンから原稿を送り、月末の入金データを銀行に送付する。コロナで入院して以後、毎月通うようになった病院だ。顔見知りのスタッフの方も増えて、ちょっとしたホーム感がある。病院が落ち着くというのも変な話だけれど、僕はここで命を救ってもらった。

その後、移動。とある方から、病気についてのご相談を受けた。治すための相談ならお医者さんに聞くのがいちばんだ。ただ、病気にどう「臨む」のかということは、同じ病人同士だからこそ分かり合えることがあると思う。

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