まあ、わざわざ書いて伝えるようなことでもないのだけれど、備忘録として。いや、忘れるわけもないのだけど。
じゅりー、あさろうた、ぷーすけ、ぺぺ、じゅにあ。
愛犬たちのお骨を預かってもらっている動物霊園へ管理料を支払いに行ってきた。「西端です」と伝えると「あぁ」と分かっていただける。
曰く、家族皆の泣いていた姿がとても印象的だったらしい。涙の場所。なのに、ということは、一際そうだったんだろう。
「ちょっと話をしてきますね」
伝えて、しばらく、小さな箱に収まった家族たちを一匹ずつ抱いてお喋りをしてきた。最後はいつも「会いたいよ」と泣いて、さらに印象を深めるであろう顔を晒すことになる。
いちばん素直になれる時間だよね。
ひとつだけ願い事が叶うなら、家族全員が揃うことを望む。僕という人間の大部分を占める、一匹ずつの存在。
向こうから、こっちは見えているんだろうか。
2023/9/6