大阪にある葉ね文庫 | 大阪の古本屋(歌集・サブカル・小説)に行ってきた。
大阪は中崎町にある、平日は夜だけ開店する本屋さん。
梅田から徒歩圏内にあるものの、どこかレトロな街並みで昭和の匂いがする。葉ね文庫さんの入るサクラビルも、実に実に味わい深い歴史のある建物だった。
葉ね文庫さんは詩や俳句、短歌や川柳の新刊・中古本はもちろん、リトルプレスも数多く取り扱っていて、短詩文芸愛好家たちが好んで通う。いつか訪れたいと思っていた夢がようやく実現した。
靴を脱いで入店するというのが良い。這うようにして、低層の棚にある本を吟味した。
「良かったら句や歌を残していきませんか?」
と店主の池上きくこさん。あこがれのお店に自分の句を飾っていただけるとは! 断るわけもなく、小学生のような字で拙作を書き残してきた。
「僕が帰った後、すぐに捨てたりしませんか?」
「大丈夫です、そんなことしません!」
あぁ、至福である。あぁぁ。