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名倉潤さんの頸椎椎間板ヘルニアからのうつ病と、僕のデスクワークからの引退と

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ネプチューンの名倉潤さんがうつ病を発症、2ヶ月の休養に入ることが発表されましたね。

ネプチューン名倉潤、うつ病発症で約2カ月間休養へ

頚椎椎間板ヘルニアの手術を受けた後、“侵襲(しんしゅう)”によって生じたストレスが原因で発症に至ったそうです。明るい人だからうつ病にならないというのは思い込み。周囲の雑音に惑わされることなく、しっかり静養してほしいと思います。

僕は頸椎椎間板ヘルニアを2018年の9月25日に発症しました。

医者からは手術を勧められましたが、後遺症のリスクを考えて、リハビリだけで経過を見ていくことに決めました。

ヘルニアそのものは小さくなり始めているのですが、まだまだ痛みは強く、左腕は不自由です。高いところのものを取ったり、長時間のパソコン仕事をしたりといったことができません。

事情を知っている方は、優しいです。急がないよと時間の猶予をくださいます。負担が少なくなるよう、身の回りのちょっとしたことを手伝ってくださいます。有り難すぎて、心苦しい毎日です。今はまだ、何をお返しすることができません。

事情を深く知らない方からは、辛辣な言葉を投げられます。

「仮病でしょう?」
「大げさにやってるよねー」
「本当は痛くないくせに」
「”まだ”治らないの?」

冗談だというのは分かっているのです。
そしてまた、普段の自分がそういう冗談を言われやすいキャラであることも理解しています。

分かってはいるのですが、9月からずっと、週に2回以上病院通い続けた身にはしんどく、無力な自分が情けない気持ちになってしまいます。そしてまた、自分から配慮をお願いするというのも違う気がして、今は正直、会合などへの出席を減らしていきたいなと考えるようになってきました。できれば、いろいろな役職からも外してもらおうと考えています。

限られるデスクワークの時間、大切にしたいことの優先順位

一日のうちで、机やパソコンに向かっていられる時間は限られます。
会合の会議の2時間のために痛み止めを服用すると、その分、デスクワークの時間を削らなければなりません。

自分の何かを後回しにして、あるいは、必要としてくださっている方との約束よりも優先して痛み止めのタイミングを考える生活。自分でもおかしなことをしているような気がするのですが、名倉潤さんがうつ病であることを発表され、自分も背中を押されたような気持ちになりました。

大切にしたいことの優先順位を再構築したい。

それがいまの、僕の一番の願いです。

頸椎椎間板ヘルニアの治療と、これからのことと

この7月末で、リハビリは終了しました。

リハビリの必要がなくなったわけではなく、日本の医療制度の関係上、これ以上公的なリハビリを受けることはできなくなったのです。理学療法士はデスクワークからの引退を提案してきますが、現実的にそれは不可能なことです。

これからは自主トレを中心に行い、痛み止めも使いながら病気と上手に付き合っていこうと思います。

肩の回復には数年を要するかもしれません。もう、一生元には戻らないかもしれません。
実は今回発症した部位以外でも、頸椎に小さなヘルニアが見つかっています。今よりも酷い状況になったとしても不思議ではありません。

それでも僕は、書いたり伝えたり、それをお手伝いしたりする仕事が大好きですので、身体のどこかが動く限りは、続けていきたいと思っています。また、色々な方から、病状についてのアドバイスをいただくことがあります。

こんなお医者さんがいるよ、薬があるよ。こんな方法があるよ、こういう手もあるよ。

いろいろお寄せいただくのは有り難いのですが、僕は商売人でもあります。
自分のお客さんにもそういった領域を専門とされる方がたくさんいらっしゃいますので、自分だけで解決できないと思ったとき、まずはそんな身近な方々に相談していこうと考えています。これは商売人としての生き方です。どうかご承知おきください。

色々書きましたが、ここで書いたところで、かかわるすべての方に自分の想いが届くわけではないことも分かっています。分かっていて、作り笑いをして、それで疲れて、やりたいことができないままに時間が過ぎていく。いまはちょっと、それにくたびれてしまったので、名倉潤さんの勇気ある決断に、僕も気持ちを重ねていこうと思い、これを書いた次第です。これからは行動していきましょう、断るものは断っていきましょう。そんな、自分への約束です。

ほとんどの方は自分にとって優しく、優しすぎて、感謝するばかりです。
失って触れられる人の温度は、どうしてこんなにも温かいのでしょうね。ということはきっと、僕はまだ、気付いていないものがたくさんあるのですよ。

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