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冬の朝の大蔵海岸で、洋服を着せてもらったワンコたちに挨拶をします。

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防寒具を着せられてご満悦なワンコと飼い主と。凍てつく気温に見かける優しい光景に、この空気ごとどうか、永遠であってほしいと願ってしまうのです。

引用元:空気ごとの永遠 – 句読点

野生ではありえない格好をさせられて動物たちはどう思ってるんだ、という意見を聞くこともありますが、あの、犬たちの表情は、僕にはどうしても得意気に思われて仕方ないのです。実際、むかし飼っていたじゅにあは、洋服を着せられるたび、ご機嫌に街を歩いて、通りすがりの人たちに「見ろよ眺めろよ」と嬉しそうな顔をしていました。

男の子でしたが、セーラー服が大好きでした。カメラ目線をしてくれるのがアイドル犬たる所以です。




ワンコたちが飼い主に繋がれている、でも、そのリードがぴんと張っていることはなく、ほとんどの場合は2メートル以内にいて、一定の距離感を保っているように見えます。その信頼関係がなんともいえません。

犬たちは言葉を発しません、でも、伝え続けています。
飼い主たちはひとつひとつの信号を解しません、でも、受け止めています。

犬と飼い主たちとの距離と信頼と。
冬の朝は洋服でご機嫌なワンコたちに出会う機会も多く、より一層、そんな温もりを感じてしまいます。

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