気が付いたことというか、覚え書きというか。
手持ちの駒、ひとつひとつに自信があるときは、左右にちりばめて相手を混乱させながらチカラで押し切っていく。逆に、こちらの駒のすべてが非力なときは、波状攻撃が有効なのかなという気がする。これは経営のことではなくて、人生全般にあてはまる自分なりの経験則。
大切なのは、相手とこちらの力量を見誤ってはいけないということ。だから、最初はある程度の仮説を立てて、打診的な攻撃をしてみる。その打診に対する反応を見て、相手の持つ駒と力量を推測する。その次が「左右」か「波」か、だ。攻め方のパターンはこの2つ。推測をして、勝てるパターンで攻めていく。勝ち方のパターンを作っておくということは、言い換えると、負けるとときの痛手も少なくて済むということ。早めの撤退を決断できる。確実に勝つのではなく、勝つときは確実に、そして、負けるときは小さく負ける。
定石、物差し、基準。そういうものを持っておくと、例外には弱くなる。応用は効かなくなるかもしれない。でも、長期的に考えると、勝率を高めていくことができる。基準からの乖離、ブレを見極める。これを戦略と呼ぶのかどうかは知らない。ただ、僕の生き方として、あえて文章化しておくことにした。
