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僕の経営者としてのルーツ 〜最初から経営者になることを約束されていなかったということ、裏の世界を覗いてきたということ

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世間は盆休み、とて、中小零細企業にそんなものは関係なく、僕は僕の毎日を過ごす。

いつもは車の往来が激しい大阪の真ん中、レンズを向ける僕を咎める人は誰もいない。

かつてサラリーマンをしていたビルの前を訪れる。

このときに体験した裏社会のことが、今の僕を形成していて、それについて僕は、うちのメンバーに何度も話をしてきた。お金を追いかけると、闇に包まれて精神はいとも簡単に破壊されてしまう。だから僕の心の真ん中には「役に立ちたい」が常にある。お金は結果論。利益は後からついてくる。マルチ商法やそれに類似したビジネス組織を毛嫌いするのは、漆黒の闇が今でもずっと僕を追いかけてくるからだ。

最初から経営者になることを約束されていた人とは違うという自負は見失わない。ひとの遊んでいる間に追いつけるようにする。10年が過ぎても、最初に決めたことはひとつも変わらない。

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