「下請け」や「業者」という言葉を使わないようにしています。
下に見られるのも、下に見るのも嫌。
仕事は、いつも対等でありたい。
そこで、あえて「取引先」というような言い方をして、それを自分に言い聞かせています。
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“そういう考え方は青臭く、何年も仕事をしていれば、きっと考え方も変わるだろう…”
そう、自分に向かって言い放った人がいました。
ある会社の社長をされている方です。
その社長は、
お客さんのことを、いつも、「ターゲット」という言い方をしていました。
社員のことを、いつも、「コマ」という言い方をしていました。
「ターゲット」は、時に、論理的なモノの考え方に共感を示してくれることもありましたが、
いつもその論理が通るわけではなく、次第に「不信」という溝が拡がっていくことが、
間々ありました。
「コマ」は、雄弁な社長の言葉に最初は感動を覚えましたが、実態を伴わないそれにいつか
疑問を抱き始め、自分たちの生活と社長の生活とのギャップに憤りすら感じるようになって
いきました。
「ターゲット」も「コマ」も。
今はもう、すっかりその社長のことを信用していません。
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基本的なモノの考え方。
「言葉・表現」の一つで、モノの考え方は誤った方向に導かれがちです。
だから、まず、発する言葉は、大事にするべきだと思っています、尊重すべきです。
人としての付き合いに、上も下もない。
だから、横柄になることは許されるわけもなく、また、必要以上に謙遜することも臆病に
なることも、時に付き合いでは障害になってしまうこともあります。
当たり前のことなのでしょうが。
時折、当たり前ではない空気の中で、自分が自分を見失っていないかと。
そんなことを懸念して、戒めるため。
あえて、こんなことも書いてみるのも、大切な行動だと考えています。
仕事を与えられる喜びを噛みしめながら、
今週も、気合を入れて仕事に取り組んでいきます。