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無理をしすぎたあたりのシグナル

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眩暈と吐き気の伴う耳鳴りがするときは、書く仕事は無論、歩くことさえままならなくなる。「バナナを食べたら、耳鳴りがする」という法則があるのなら僕はバナナを断念するのだろうけれど、あいにく、さいわい、バナナと耳鳴りには今までのところ関連性はない(ように思われる)。

耳鼻科では何度か検査をしてもらった。異常はないと診断され、どの先生も心因性のものであると僕に告げる。「ストレスのたまらないようにリフレッシュを」「ちゃんと寝るように、睡眠薬を出そうか?」

ある程度の負荷があるから、成長もできるのだろうと思ってる。ただ、自分はどうも、その負荷の見極めが難しいようで、過ぎたあたりに行ってようやく、しまったなと感じることがほとんどだ。身体はちゃんと、そのシグナルを出してくれる。「無理はするけど、無理をしすぎたあたりのシグナルには従う」というのが、当面、僕がとるべき生き方なのかと思う。

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