「旅芸人になりたい」という話をよくするのだけれど、それは僕の尊敬する松山千春さんが、60歳を過ぎても全国のあちこちでコンサートをしている姿に憧れてのことだ。自分を待ってくれている人がいるというのは、どれだけ幸せなことだろう。
会社を始めて間もないころは、自分の名前を知っている人は皆無だった。何百、何千人という知り合いがいる方に、自分の名前を憶えてもらえるというのは光栄なことである。
今年最後の滋賀へ。太陽が海に沈んでいくことを当たり前に思っている自分にとって、山の向こうに落ちていく様子は不思議な光景だ。いつもとは違う場所にいるのだと思うと妙にテンションもあがる。