裁判で争うまで揉めました。二度と顔を見ないと決めました。
色々あって、ここ数年は、一緒に食事をできるようになりました。その時間があって本当に良かった。
湿っぽくならないように、賑やかなままに。雨と風の空へ昇るばーちゃんを見送ってきます。
— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2016年12月27日
すべて終わって帰宅、くたびれたー。
ばーちゃんの家のいつもの場所に、ばーちゃんがいないことが不思議で寂しかった。
冬の夜の斎場は寒くて冷えました。
— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2016年12月27日
葬儀は14時30分から始まった。
棺にいれたメッセージカードには、自分に「書く」種を与えてくれてありがとうと書いた。僕の中を流れる言葉で表現したいと思う血は、間違いなく、ばーちゃんから繋がってきたものだろう。色々あったけれど、ばーちゃんがいて、父がいて、自分でなければ、今の僕は今の場所にはいなかった。
遅い時間からの火葬になって、骨を拾ったころには外は真っ暗になっていた。煙になって昇っていくころ、神戸には大きな虹がかかる。やっぱり演出の好きな僕たちの家族だ。
ぜんぶ終わってばーちゃんの家へ。いつもの場所に、もう、ばーちゃんはいない。