転院した祖母を見舞う。
転院した祖母の見舞い。ここは治す所ではなく、人生を閉じていく場所なのだと気付いた。帰り道、木枯らしの吹く坂道。 pic.twitter.com/yogg4mTY87
— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2016年10月29日
ずっと寝ていると、ひとは小さくなってしまう。ここではもう、治療を受けるのではなく、祖母は横になって、移ろう季節だけを眺めて過ごすことになる。
山の上にある病院からの帰り道、坂道には木枯らしが吹いて、命を終えていくことへの重たい想像ばかりが浮かんだ。帰宅してから熱が出たのは、冷たい風だけが原因ではないのだろう。