祖母を見舞いに立ち寄る。白い壁、身体から伸びていくコード、今の何かを伝えるモニターの数字。病院を出たら外は雨だった。
— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2016年9月19日
先週見舞ったときよりも、肌の艶は良くなっているような気がした。意識もはっきりしていて、今日はちゃんと僕を僕だと認識している。
一か月以上病院のベッドにいて、もう、立ち上がって歩くことは無理だろう。元町にある店も閉めることにしたらしい。
昨日と同じように今日はあって、今日の延長に明日は続くのに、一年前と一年未来は、どうにも同じ線の上にあるようには思えない。少しずつ色々なことが変化していて、気が付いたときには大きな変化の結果のあたりで「ついこの前まではこんな風だったのに」という話をするようになっている。早く進めばいいのに、と思うこともある。時間が止まればいいのに、と思うこともある。関わる人たちのいろんな事情もあって、時計の針に期待することは日々変わっていく。