日本刀のカタチをしたようかんのためのナイフを見つけた。発想が面白くて好き。
むかし、人生の大先輩といっても過言でないような方に茶室のようなところに呼んでいただき、色々な示唆を与えてもらったことがある。静寂のなかに響く、重みがあり、それでいて温かい言葉の数々。僕はいつかこんな風な大人になろうと思いながら話を聞いていた。そんなときに、ふと言われたことがとても印象に残っている。
「にしばたくん」
「はい」
「その羊かんな、よう噛んで食べや」
コミュニケーションで大切なことは「間(ま)」だと思ってる。静寂、そして沈黙。僕はあの日のことを一生忘れない。