頼りにされていると思えば強くなれるし、利用されていると思えば卑屈になるし。紙一重を埋める言葉と心の遣り方を、する側になってされる側になって、色々と考える。
— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2016年7月8日
必要とされているな、頼りにされているんだな、と思い込んで話を聞いていると、案外そうではなかったということが分かって、自分の傲慢さに気付かされる。とはいえ、利用されていると感じてしまうと、今度は卑屈になってしまうのだから人間の感情は難しい。対等でいたいと願って、放つ言葉の順序や語感を考える。心をどう届けたか、ではなく、心はどう届いたか。相手の気持ちになって考えることが大切だ。
言葉は誰にどんな風に何を与えるか。想像することの意味を伝えたくて、写真と短歌の行間に込める。すべてを書いたら、ただの説明書になってしまうということ。足し算になりがちな言葉を引き算にすれば、相手は想像をしてくれるようになる。引き算をしすぎて難解だと言われてしまうことがあるのはご愛敬。