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幽趣佳境で侘びさびを詠えたら

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相変わらず不眠症は続いていて、明け方の鳥たちに歌われてようやく夢の世界へ誘われる始末。上手くなっていくウグイスや、誰かを呼び合うようなスズメたち。時々はカラスたちに朝が支配されていることもあって、空にはどんな法則があるのだろうと不思議に思う。

川柳や短歌を詠むが、ひとに疲れてくると、俳句を読むのが楽しくなる。対象がヒトではなくモノであることが俳句の魅力。幽趣佳境で同じように侘びさびを詠うことができたら、人生はどれだけ豊かになることだろう。

「楽しそう」と「楽しい」は異なる。楽しそうにして、楽しいを求めるのが大人であるのならば、僕は自分の心のままに生きていきたいと願う。

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