壇蜜日記2 (文春文庫)を読んでいる。その名の通り、壇蜜さんの書いた日記を文庫にまとめたものだ。
飾るのではなくて、さらけ出しているのが良い。自虐的な描写もあって親近感が持てる。自撮りして「やだ、わたし、こんなブサイクなんですー」と書いて媚びるのではなく、この人はきっと、自分のことを本当にそんな風に捉えているのだろうということがよく伝わってくる。頭の良い人は自分のことを客観的に見る能力に長けている。読みながらそんなことを思った。文章のリズム感や比喩は「詠んで」いるかのようで艶がある。なのに人間臭い。