できるだけ、カメラを持ち歩くようにしている。
景色に向かっていくのではなく、景色が出逢いにきてくれる感覚が好き。準備をしている者のところにだけ訪れる「一瞬」が存在する。どれだけ何かに追われて縛られた生活を送っていたとしても、自分の軸と根っこにあるものを問い続ける。
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ミツバチたちは忙しく動き回っていて、撮影するのが難しかった。
たくさんの花が咲いている樹のところには、たくさんの仲間たちが競いあっている。ところが面白いもので、あまり花の咲いていないところでは、ミツバチの数も少なく、その動きもゆっくりとしていた。人のたくさんいるところでは競争も激しい。すこしだけ都会を離れたら、競争を忘れて自分のペースを取り戻すことができる。僕はここに、人間社会の縮図を見たような気がした。
春の羽音にしばらく。一生懸命に働くミツバチたちの、帰りを待っているのは誰。