月末のきりきりとした音から遠いところに馳せる。
— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2016, 1月 24
胃の底に鈍い音がし始めて月末。何年も繰り返してきて、何年も繰り返していくのだと思うとぞっとする。うちよりもずっと大きな規模で、さらに長い時間を過ごしている胃袋たちはどんな風に強くなっていったのだろう。遠い遠いところで現実から逸れてしばらくを過ごす。そんな妄想も昔から繰り返し続けている。
真夜中にふと思いついて、そうだ京都までラーメンを食べに行こうよと盛り上がる仲間とかノリとか。そういうのはもう、眩しいままに手のひらをこぼれ続けるのかな。
— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2016, 1月 24
バカなことをする若者を見て、バカな奴らだなぁという大人たちは、どこかでは「おまえだってバカ野郎だよ」と言われたがっているのではないか。常識とか節度とか、見えない線が増えていって、わかったような顔をして立っている。僕はそのわかった顔が苦手で、いつも怒られることばかりを考えてしまう。「話があるんだけど?」「僕、怒られることでしょうか?」「違うから、とりあえず来て」「やっぱり怒ってませんか?」