昨日書いた「仕事につながりますよ」という甘い勧誘は、誰のためのものか、商売人としてどうかという記事への反響が凄まじかった。「自分もそんな風に誘われてたんですが、そういう仕組みだったんですね」とたくさんの電話やメッセージをいただいた。
逆に言えば、商売につなげたいという思惑で勧誘していた人たちは、それだけ多くの人たちに胡散臭く思われていたということだ。ちゃんと記事にして良かった。
「仕事につながりますよ」という甘い勧誘は、誰のためのものか、商売人としてどうか | 川柳をこよなく愛する明石のタコ仕事につながれば、という本音は誰だって持つものだろう。ただ、冷静に考えれば、「自分の仕事の可能性を広げたい」と思って向かう場所は、相手もまた、同じ思惑で集まるのだ。自分は売りたいけれど、相手は買いたいというシチュエーションで出会える可能性は(一般的には)低い。足し算と引き算。自分が利益を得るまでに、それ以上のマイナスが出てしまうことをシミュレーションすれば、そこに潜む「相手から搾取さえできれば良い」層たちの悪魔の笑みが想像できる。昨日も書いた通り、僕は自分のお客さんにそのような害を与えることは断じて許さない。
「あの会は仕事にならなかったでしょう? こちらは参加しているメンバーがお互いの営業マンとなって仕事を紹介しあう仕組みになっているのです。だから儲かりますよ」と甘い言葉で始まる勧誘に注意してほしい。最終的にそれを判断するのは人それぞれの自由だが、その甘い言葉を聞いた人たちがこれだけ警戒をしていたという事実を知れば、「そちらに踏み込んだ人間」というレッテルを貼られることのリスクも想像していただけるのではないかと思う。商売は信用でするもの。相手を利用しようとする下心は一瞬で見透かされて、そして、終わる。