「すごい」という言葉には「恐ろしいほどすぐれている」や「程度がはなはだしい」「常識では考えられないほどの能力をもっている」というような意味がある。
「すごい」単体では何が優れているのかわからないけれど、日常を生きていて「すごい」という感覚を僕が抱く人たちには、決して自分で自分のことを「すごい」とは言わず、どこまでも謙虚であるという共通点があるように思う。
「こんな風にしたら、僕はこんな評価を受けた」だとか「こんな経歴があって、わたしは頑張っている」だとか。
そんな風に書いて伝えたくなるときに、戒めて「まだまだ」と言える人や「チカラを貸してくれた方がいるから」と感謝を伝えられる人。それに「器」や「懐」を感じるから、僕たちは「すごい人だ」という評価を持つようになる。すごいというのは、きっと、自己評価ではなく他己からの評価によって成されるもの。どや顔をして伝えたくなるときに、踏みとどまって、「ありがとう」を伝えることの出来る人間になりたくて、なれない僕は、きっと「まだまだ」なんだろうね。
