「暦の上では秋」という表現が使われるようになるのが立秋、2015年は8月8日がその日にあたる。
立秋を前にして夕方、秋の季語に出逢って耳を澄ました。ヒグラシガイタ、ヒグラシナイタ。
— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2015, 8月 7
立秋やお盆を過ぎた頃になると、twitterやFacebookにも小さな秋が並び始めるようになる。人それぞれの生き方や信条があっても、秋を感じる景色にほっとするのは皆同じなのだと嬉しくなる頃。今年は誰がどんな風に秋を伝えてくれるのだろう。
俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から発生し、ニイニイゼミ同様、他のセミより早く鳴き始める。以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。
引用元:ヒグラシ – Wikipedia
ヒグラシは他のセミたちよりも早く鳴き始めるらしい。
それでも、ひととき、秋の季語に耳を澄ませていると、穏やかな風の吹いていくような心地になった。心で感じる涼というのも趣があって悪くないものだ。立秋を過ぎて以後、僕の日課にはtwitterでの「小さな秋」というフレーズでの検索が加わる。あちこちから僕の心に向けて涼が向かってくるようで、毎年、とても楽しみにしていることのひとつ。