金融系の面白い漫画や小説なんかを紹介するぜという記事を倉下忠憲さんが書かれていた。
R-style » 金融系の面白い漫画や小説なんかを紹介するぜブログ記事冒頭「20万を三ヶ月で100万にして、半年でそれを綺麗に溶かした経験がある」とある通り、お金のことで痛い思いをしたことのある人の話や紹介する書籍は他山の石とするべき。漫画や小説の世界の話だろうということが、人生ではいくらでも起こり得る。実際僕もライブドア騒動のときは何百万というお金を失う痛い経験をした。
法律を知らないとだいたいえらい目にあいますし、また投資活動においても自分のルールを守れるかどうかが生死の分かれ目になったりします。ソロスもバフェットも、何かしらのルールを作り、それを守り続けてきたわけですから。
投資の世界で大切なのは、全戦全勝、利益を出し続けることは不可能であると心得ること。倉下さんの書いている通り、自分なりの損切りのルールを設けておくことはとても大切なことだ。「まだはもう、もうはまだ」「頭と尻尾はくれてやる」という投資の世界の格言は、その後、僕が経営者として生きていくなかでも重要な指針となっている。
経済の鉄則や法律は、誰に対しても平等なのではなく、知っている人に対してのみ有利に作用する。政治や法律のせいにして立ち止まっているよりも、それを知る努力をして生きていくほうが僕はコストパフォーマンスの高い人生が送れるのではないかと考えている。もちろん、こんなことを言えるようになったのはその他にもいくつも同じような失敗をしてきたからなのだけれど。