幼馴染のハスキー犬と羊。種は違えど同じ環境を生きたもの同士。久々の再会を喜んで走り寄る、じゃれ合う姿に感動した。
ここ最近、僕はよく「リアル」という言葉を用いる。
誰もがネットで発信できるようになって、顔の見えない場所で通す我に様々な反応が集まる。その反応の数が多かったとしても、リアルな世界で実現させていくことができるかといえば話は別だ。リアルの匂いがする人は強い。登場人物の数もそう、リアルで見えている人物像とのギャップが少ないこともそう。ネットでは言うけれどリアルでは言わないというスタンスは浅い水たまりで見透かされてしまう。経験は論に勝る。リアルな場数を踏んだ人は強い。
時々、一銭も儲かることのない場所に時間とお金を費やすのは何故なのかと問われることがある。それは利害のない場所だからこそ、リアルな人間関係を構築できるからなのではないかと思う。リアルを共有したからこそ、分かり合えるものがある。幼馴染の関係にも似た永く強く続くもの、大人になってからも築いていくことのできる絆があるのは幸せなことだ。