お風呂大好きだー、たまらんー。
風呂嫌いですねんー。
許してくださいー。やめてー。
お風呂の好きな犬もいれば、お風呂の嫌いな犬もいる。犬だってそう、人間だってそう。嗜好の違いはあって当然だし、自分だけの倫理道徳観で他を弾圧することは良くないことだ。
自分の価値を高めようとして他を蔑む行為言動を繰り返す。相対的に自分の価値を高めようとしたところで、その浅はかな振る舞いはすぐに周囲に見透かされてしまう。
「あの人、広告に関する仕事をしているけれど、あの人が関わっているお店や会社にはお客さんとして行きたくないなぁって思ってしまうよ」― 広告や広報は論によって語ることもできるけれど、それを覆うのは好きや嫌いといった感情であることを忘れてはならない。支援しているつもりで殺してしまうようでは本末転倒であるというもの。論を磨くよりも己を戒めることの重要さを思い知らされる。