表現力のルーツになっているのは親が20年もレッスンに通わせてくれた「ピアノ」だし、経営者のルーツになっているのは親の「商売人」としての姿だと思っている。
先生に怒られてばかりのレッスンが大嫌いで、演奏の技術は上達しないままだった。そんな自分だけれど、「伝える」が「どう伝わるか」を想像する癖があるのは、やっぱり鍵盤と過ごした日々があったからなんだろうと思う。商売が苦しくて僕を学校に通わせることさえ難しくなった時でさえ、レッスンに通わせてくれた、ピアノを売らないでいてくれた。そんな両親には、いつもずっと感謝ばかりだ。
そんな話をあちこちでしていたせいで、2015年はもしかすると演奏を人前で披露する機会が訪れるかもしれない。「伝える」と「伝わる」に注力していく自分のルーツをお届けできれば、また、本業の方でも可能性を感じ取ってくださる方が増えるかもしれない。そんな物語を想像して、前向きな返事をしてみようかなーと思い始めている。これも挑戦、YESから始めてカタチにしていくこともきっと。