お金と時間は似ている。
足りなくて借りてくる。借りた以上は返さなければならない。借金体質の場合、いつまでも利息の返済に追われてばかりで、元本を減らしていくことが出来ない。ほんのひとつふたつ、何かを我慢すればいいことを「返済を頑張ったご褒美に」と、利息だけを払い続けて借金の減っていない現実から目を背けてしまう。
一方で、増やす人は未来に向かって今の何かを投資しようとする。誰かが休んでいる時に汗を流している。一本の向日葵がたくさんの種を実らせることを知っていて、我慢ができる。
リスクとリターンの関係はお金にも時間にも共通で、今に何を費やしているか?という自問自答を繰り返した人ほど、強く大きくなっていくように思える。「本気」ならばつまり、どんな「行動」をしているのか。
目先の甘い蜜を吸ってしまう僕は、目標とする人たちの小さくなっていく背中を眺めてばかり。憧れだけで追い付けるわけもなく、行動の伴っていない安っぽい本気の上辺だけをかき混ぜたい衝動にかられてしまう。