花粉症を予防する眼鏡「OWNDAYS花粉GUARD(度付き)」を使い始めて一週間。毎年目玉を取り出してゴシゴシと洗いたくなるほど花粉に苦しんでいる自分に、花粉症を予防する眼鏡がどれほどの効果をもたらしたか書いてみたい。
花粉症対策メガネが花粉を防御する仕組み
花粉症の症状が出始めるのは毎年2月の半ばあたりから。鼻づまりや喉のイガイガといった症状はもちろん、目の痒みや充血にはひどく悩まされている。裸眼と比べると、通常のメガネでも40%程度は花粉や埃を予防する効果はあるらしいが、この時期は乾燥しやすいせいもあって、花粉にさらされる環境にいると数十分に一度は目を洗いたくなる衝動にかられる。アレルギー専用点眼薬を用いることで一時的に衝動は落ち着くものの、その効果は限定的だった。
今回購入した花粉症を予防する眼鏡「OWNDAYS花粉GUARD(度付き)」は、日本人に合わせて開発されたフードカーブが、顔にしっかりとフィットして花粉や埃、紫外線を90%以上防ぐという。
花粉が大量に飛散している日に、従来のメガネを持ち出して、その効果を比較してみることにした。
花粉症を予防する眼鏡は実際に効果があるのか
結論から言うと、花粉症を予防する眼鏡には大きな効果があると思う。
花粉症の人であればおわかりの通り、雲が晴れて太陽が顔を覗かせるようになると、目や鼻を中心とした部位に「かーーーっ」と痒みが広がるような感覚を覚えることがある。従来のメガネではこの不快な感覚を抑えることはできなかったが、花粉症を予防する眼鏡「OWNDAYS花粉GUARD(度付き)」を装着していると、その広がるような痒みをほとんど感じることがなくなる(→ただし、花粉が来ているという鼻の感覚を防御することはできない)
また、この花粉症予防メガネは従来よりも曇り止め効果が強くなっているのだという。目の周辺を密閉に近い形で保護する関係上、蒸発する成分がレンズを曇らせてしまうのだろう。隙間が少ないから保湿効果が高いという理屈が成り立つのかどうかはわからないが、花粉症予防眼鏡を使っている間は、「目玉を洗いたくなる」「蛇口に目をつけて断続的に水を流し続けたい」という衝動にかられることもなかった。
花粉症予防メガネのデメリットだと思っていたことが改善
数年前から見かけるようになった花粉症対策のメガネはずり落ちやすいというデメリットがあった。花粉症を予防する眼鏡「OWNDAYS花粉GUARD(度付き)」は可動式鼻パットで鼻にかかりやすく、読書やPCに向かって作業をするときも顔にフィットした感覚のまま用いることができる。
また、耳にかかる部分も可動式になっているのでホールド感がある。日常生活や仕事はもちろん、ジョギングに使っても全く問題がなかった。
花粉予防のフード部分の違和感は慣れるかどうか
花粉を予防するフードは樹脂製なので、万が一転んだり何かにぶつかったときも目を保護する仕組みになっている。一方で、その樹脂部分は当然視力を矯正する効果はないので、従来のメガネと比較した場合、左右や下方向への視野にモヤっとした世界が広がって見えてしまう。これは慣れるまで違和感がある。
ただ、視界のコントロールは自然と出来るようになるもの。数時間も装着していると、その違和感も全く気にならなくなった。樹脂の部分は従来のメガネにはないもので、このあたりの劣化がどれくらいの時間でやってくるのかはわからない。それでもフレーム代の2980円(or3980円)に度付きレンズ費用として+3800円というのは、花粉の不快な症状をこれだけ軽減してくれることを考えてもコストパフォーマンスが非常に高い。春秋の花粉シーズンを2回もこなしてくれれば、その頃にはまた、より優れた機能をもったメガネが登場しているのではないだろうか。