色々な経緯があって、なんとかリスタートを迎えて、ほっとして、緩んで、身体はきっと正直な反応を見せたのだと思う。驚いたけれど、ひととき、身体を休めていただきたい。
たい焼きを頭から食べる人、尻尾から食べる人。頭派の彼は尻尾派を否定して、尻尾派の彼女は頭派の彼を認めない。それぞれの論が争いを続ける横で「今日は頭から、明日は尻尾から」と笑うC君だけが、みんなからの支持を集めていく。論に人がついていくのではなく、器(うつわ)を魅入られて、パートナーやリーダーという存在は雰囲気を醸し出していくのだろう。人それぞれ、主張よりも許容。結果、その人の意見が通っていくようになる。そんな生き方が自然とできている人は、いつもとても眩しい。
二週続けての雪、のち、無情な雨。それでも、銀に満ちた日常は非日常で、僕をとても興奮させてくれた。僕の伝えたい「許容」とは、(こういうのもいいよね、雪の世界もありだよね)と思える心の広さのこと。雪が日常を乱す事実はわかっている。それでも、それでも、それでも。