地域に貢献するのが企業の役割の一つであるということは共感する。ただ、その地域イベントや地域の冠を背負った企画が、関わる人たちの商売と関係が近接していればいるほど「それって結局、自分たちの商売のためでしょう?」という反論を許しているような気もする。先に成すべきはお客様への直接的な還元で、一緒に働いてくれているメンバーへの適切な評価還元であるというのが持論。故に、否定はしないけれど、積極的でもないというスタンス。企業名で行うくらいであれば、個人で行えば良いと考えている。
「安売りは良くない」という考え方は正しい。ただしそれは、経営者同士の内輪で使われるべき見解かも。教科書として正しくても、商売人としてお客様に向けるべき姿勢は「いいものを、より安く」という精神であることは言うまでもない。適正な利潤という言葉は、内に対しても外に対してもバランス良く使われるべき。「内」を見過ぎて、お客様の心から遠くなることは商売人として誤り。
地域貢献や安売りについて問われたので、回答した内容から抜粋。備忘録として。