3/15(金)朝。
体重の減少はなく、熱もない。それでも明らかに元気がない。ガン悪液質の進行か、抗がん剤の副作用か。
3/15(金)夜。
これまでずっと39度台だった熱が37度台になる。犬の平熱は38度台。体調が改善して熱が下がるのであれば良い傾向だが、今の段階では炎症が進みすぎている場合に起こる症状である可能性が高い。良くないデータ。日中病院に預かってもらっている間、ずっとお腹の痛そうな仕草を見せるという。背骨を曲げるように歩くのは、お腹の痛みを我慢している状態。
胃の動きが悪く、流動食を昨日よりも少なめにする。胃を動かす薬を使って少しでも栄養を吸収出来るようにする。「今は嘔吐と下痢で一気に体力を持っていかれるのが一番怖い」という先生の話を聞いているまさにその最中、診察室で嘔吐を始めた。倒れそうな身体を見てパニック。先生の前で良かった。動かない胃に滞留してしまったものが、ずっと消化器官の炎症に触れてお腹の痛みを起こしていたらしい。吐いたあとは、今日一日の倦怠感が嘘のように動き始めた。動くのは嬉しい、しかし、栄養を吸収出来ないのは苦しい。先生は「最後の流動食が余分やったなぁ。これがなければ吐かないで良かったのになぁ。ごめんな」とじゅにあに話しかけてくれている。ほんとに素敵な先生。
炎症が酷くならないよう留意しながら、ほんの少しだけステロイドを再開して食欲の復活を促していくことにした。帰宅後、夜中に下痢。今の全身状態では次回火曜日の抗がん剤は見送りになる可能性が高い。
《愛犬じゅにあ、治療記(犬の悪性リンパ腫)》