「形から入るな」というのは正論だと思うし、そうすべきだと思うけれど、「形から入るのが好きなんですよ」と言える人のほうが可愛がってもらいやすいというのもまた事実。食事のマナーはきっちりすべきだけれど、マナーにこだわり過ぎるよりも「美味しいのでお代わりしてもいいですか?」と言えるほうが、やっぱり親しみを持たれやすいのと同じことで。
起業の相談を受けるとき、マニュアルが先に立ちすぎて個性を潰してしまっている方が多いことに気付く。ロボットになってしまって相手を飽きさせるくらいならば、口の周りにソースをたくさんつけながらご飯を食べた方がよっぽど喜ばれるのでは。
ひとは、ひとと生きている。
縛られすぎないで、解き放つ。
それを受け入れてくれる場所を、ひとつひとつ増やしていくことの、未来。