店舗前を行き交う人たちに呼び込みをするためには、
・特徴的なフレーズ(キャッチ・価格)で
・限定的な要素を加えて
・短く簡潔に
伝える必要がある。
父は商店街で商売をしていて、東西からやってくる人たちの雰囲気や歩く速度に合わせて
呼び込みのトーンや内容を変えていた。
そして父が呼び込みをすると、小さな店は、いつも人で溢れた。
西宮ガーデンズの初売り。
呼び込みは、どれもマニュアル的で、購買意欲を高めるものではなかった。
ただ、賑やかにすればいいってもんでもない。
ヒトから買いたいな・・・と、いつも思うのだけれど、僕たちは、いつからか
マニュアルに慣らされてしまっている。人と人との関わり合いがどんどん減っているようで、
ずっと商売の空気を生きてきた自分には、とても、悲しい。
マニュアルを作ることは出来ても、
人を育てることの出来る人は少なくなってきている。
そこを強く強く意識して。
温度ある会社、組織にしていきたいなぁと思っている。
仕事を仕事として、オンやオフとスイッチを切り替えるのではなく、もっと曖昧な領域に
存在するものにしてもいいのではないだろうか。
・・・そんな、理想。