父と母と弟と自分と。
ジュリーとあさろうた、ぷーすけとぺぺ、そしてじゅにあ。
4人と5匹。
9つの魂のうち、5つはもう、向こうの世界にいってしまった。
でも、今も昔も、変わらないままの温度で繋がっている。
3月2日、愛犬ぺぺの命日。
同じ日に、父の三周忌の法要について日程を決めた。
父のことは、死んでから、まだ、一度も夢には見ない。
当たり前なくらいそばにいてくれるから、夢に出てくる必要もないのだと
信じている。
みんなが、当たり前に、桜を待ち遠しい顔をし始めた。
僕は、少しだけ寂しい気持ちで。
桜の舞う中、父の柩を見送った日のことを思い出している。
父は、ぺぺと、みんなと。
なんの憂いもなく、空の上を散歩しているのかな。